構造変化テーマ · AIデータセンター

三井金属は、なぜ16.8倍になったのか

AIサーバー向けの高周波基板用銅箔(VSP)の需要拡大と銅価格上昇で営業利益が3期連続で伸び、2025年4月の安値から約10カ月で株価が10倍になった。

下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。

  1. 01 / 052025年4月 · 3,311円

    3,311円から始まる

    • 2025年4月

      株価の安値(4月7日)。関税発動の影響で相場全体が急落した時期。

  2. 02 / 052025年8月 · 6,700円

    約3か月で2倍

    • 2025年8月

      高性能通信機器用材料(銅箔)の増産を公表(8月28日)。銅の供給懸念を背景に、この頃から株価が急上昇した。

    • 2倍のころに見えていたサイン

      2025年8月28日に高性能通信機器用材料(銅箔)の増産を公表した。同じ頃、銅鉱山の停止(チリ・エル・テニエンテが8月、インドネシア・グラスベルグが9月)で銅の供給懸念が強まった。2025年12月には国内証券が銅箔事業の利益成長を見込んで目標株価を引き上げている。ただし2倍到達(2025年8月5日)の直接の材料は今回の調査では確認できなかった。

  3. 03 / 052026年2月 · 33,040円

    約10か月で10倍

    • 2025年10月

      ノーベル化学賞に絡んだ買いもあり、10月23日の終値は13,605円、時価総額は約7,780億円(年初の約2,670億円から拡大)。

    • 2025年11月

      11月17日に2025年の年間高値21,230円(当時の株価)を付けた。

    • 2025年12月

      国内証券が銅箔事業の利益成長を見込んで目標株価を引き上げ、大幅続伸(12月3日)。

    • 2026年1月

      特殊銅箔の利益倍増計画が好感され株価が続伸したと報じられた。

    • 2026年2月

      2026年3月期の営業利益予想を780億円から1,170億円へ上方修正。上場来高値を更新し、ジェフリーズ証券の目標株価引き上げも伝えられた。

  4. 04 / 052026年5月 · 54,900円

    最高は16.8倍

    • 2026年5月

      2026年3月期決算(5月13日)。営業利益1,309億円で最高益。この日にピークを付けた。

  5. 05 / 052026年10月 · 2,658円(分割後)

    いまは8.7倍(最高から-48%)

    • ピークのあと

      ピーク(2026年5月13日)は2026年3月期決算の発表日にあたる。その後、2026年8月に日本経済新聞が、AIデータセンター向け銅箔に追加で420億円を投資し、2033年度に生産能力を2.4倍にする計画を報じた(株価の動きは確認できていない)。

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