構造変化テーマ · 造船

三井E&Sは、なぜ26.4倍になったのか

造船事業の撤退・再編を終えて舶用エンジンと港湾クレーンに絞り、環境規制による二元燃料エンジンの需要と港湾クレーンの好調で赤字から黒字、さらに増益へ転じ、株価は約4年で26倍になった。

下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。

  1. 01 / 052022年3月 · 315円

    315円から始まる

    • 2021年10月

      三井E&S造船の艦艇事業を三菱重工業へ譲渡し、玉野事業所での新造船事業を終了した。

  2. 02 / 052023年9月 · 644円

    約1年6か月で2倍

    • 2022年10月

      三井E&S造船の株式17%を常石造船に追加譲渡し、関連会社化した。

    • 2023年3月

      2023年3月期の営業損益が黒字(94億円)に転じた。

    • 2倍のころに見えていたサイン

      2023年9月の2倍到達のころは、2023年3月期に営業利益94億円と黒字へ転じ、2024年3月期の第3四半期までに営業利益135億円を記録して通期の営業利益予想を120億円へ上方修正していた(新株予約権の行使による資本の増強も進んだ)。

  3. 03 / 052025年7月 · 3,110円

    約3年4か月で10倍

    • 2023年11月

      2024年3月期の営業利益予想を120億円に上方修正(第3四半期までの営業利益は135億円)。

    • 2024年12月

      12月20日、ベトナムで港湾クレーンを製造すると報じられ、株価は7.5%上昇した。

    • 2025年5月

      常石造船が三井E&S造船の全株式を取得し、完全子会社化した(5月1日)。

  4. 04 / 052026年3月 · 8,129円

    最高は26.4倍

    • 2025年10月

      10月17日、CFOが2026年3月期の計画を上回る営業利益の成長を見込むと報じられ、アナリストの目標株価引き上げもあり、株価は6.75%高の4,900円で年初来高値を更新した。

  5. 05 / 052026年10月 · 3,983円

    いまは13.1倍(最高から-50%)

    • 2026年5月

      2026年3月期は売上3,532億円、営業利益376億円で過去最高。年間配当を57円に引き上げた。

    • ピークのあと

      ピーク(2026年3月2日)の後、株価は下落した。2026年3月期の営業利益は376億円と過去最高だったが、2027年3月期の営業利益予想は340億円と減益で、舶用エンジンの受注は増えても資材高で利益率が下がっているとの指摘がある。信用買い残が多く(信用倍率25倍と伝えられる)、期待の先行も下落の理由に挙げられている。一方、2026年3月期の配当は57円(前期20円)に引き上げ、2026年度の受注高は3,700億円を計画している。

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