高成長障がい者雇用の農園

エスプール

2471東証プライム · サービス業

障がい者雇用支援(企業向け農園)とBPOの拡大で営業利益が2016年11月期の約5億円から2021年11月期の約27億円へ伸び、2016年2月の起点から約47.2倍になった。その後も上がり、2022年4月には起点の約61倍になった。

物語を読む

起点からの最高倍率

61.3倍

2022年4月

10倍に到達
2018年3月
起点から到達まで
約2年1か月

値動き

2016年2月の23円から、2022年4月に1,372円。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は47.2倍で、その後も上がりました。

1倍2倍5倍10倍20倍50倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
1倍2倍5倍10倍50倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

物語を読む
起点(安値)
23円2016年2月
2倍
48円2016年7月・起点から約4か月
10倍
229円2018年3月・起点から約2年1か月
最高
1,372円2022年4月・61.3倍
いま
270円2026年10月9日・13.3倍・最高から-78%

何が起きたか

エスプールは人材派遣とアウトソーシング(BPO)を手がける会社で、2010年に始めた障がい者雇用支援(企業が障がい者を雇うための農園を運営する事業)が成長の柱になった。2018年11月期は売上高が前期比26.5%増、営業利益が45.9%増の過去最高となり、障がい者雇用支援の売上は52.1%増だった。農園は2018年11月時点で千葉・愛知に13カ所、利用企業186社、働く人は1,020人で、2021年7月には26カ所、2,100人超へ広がっている。営業利益は2016年11月期の5.07億円から2021年11月期の26.68億円へ約5倍になり、六期連続の経常増益も報じられた。株式は2018年と2019年に各1対5で分割されており(検索結果の要約に基づく)、株価の10倍はこの利益成長と障がい者の法定雇用に絡む需要に支えられたとみられる。

上昇を支えた柱

企業が障がい者を雇う際の受け皿となる農園型の雇用支援が、農園数と利用企業の増加で伸び続けていること。

柱が折れる兆しとして見るもの

障がい者の法定雇用率の制度変更、農園の新設ペースの鈍化、利用企業の解約を、決算の農園数・雇用者数と、会社が掲げる2025年11月期の売上高410億円・営業利益50億円の目標の進み方で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍到達(2016年7月)の時点で、確認できた直接のサインは少ない。ただし農園事業は2010年に開始済みで、2015年には農園の追加開設が公表されており、利益が積み上がる土台は先に作られていた。営業利益は2016年11月期5.07億円、2017年11月期6.74億円と増え始めていた。

年表

  1. 株価が起点の安値をつける。営業利益は2016年11月期に5.07億円。
  2. 1対5の株式分割(基準日2月28日)。検索結果の要約に基づく。
  3. 市場をJASDAQから東証2部へ変更。2018年11月期は売上高・営業利益とも過去最高。
  4. 1対5の株式分割(基準日9月30日)。検索結果の要約に基づく。
  5. Blue Dot Greenを子会社化。
  6. 2020年11月期の経常利益が22.2億円(前期比37.1%増)で、2021年11月期は24.8億円の予想。
  7. 株価がピーク。

業績

期売上高営業利益
2016年11月期edinetdb.jp の年次データに基づく92.4億円5.1億円
2018年11月期売上高は前期比26.5%増、営業利益は45.9%増(FISCO)148億円9.8億円
2019年11月期edinetdb.jp の年次データに基づく175.2億円16億円
2020年11月期edinetdb.jp の年次データに基づく210.1億円22.3億円
2021年11月期edinetdb.jp の年次データに基づく248.6億円26.7億円

ピークのあと

ピーク(2021年2月)後の株価の動きは詳しく確認できなかった。営業利益は2022年11月期も31.36億円と増えており、ピーク時点で業績が崩れたわけではない。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
37億円
起点から2倍まで
100営業日
起点から10倍まで
522営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満当てはまる
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. FISCO: エスプール 企業レポート(2019年2月)
  2. FISCO: エスプール 企業レポート(2021年7月)
  3. EDINET DB: エスプール 財務データ
  4. 株探ニュース: エスプール 2021年1月13日
  5. 共同通信PRワイヤー: エスプール 農園追加開設(2015年4月)

型: 高成長(売上と利益が毎年大きく伸び続けた)。副次の型: 構造変化テーマ。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。