業績転換 · 米国ラーメンスープ

和弘食品は、なぜ10.1倍になったのか

北海道発の業務用ラーメンスープ・たれメーカーが、米国子会社の急成長とコスト構造改革で2021年3月期の営業赤字から2025年3月期に営業利益16億円・利益率9.8%まで改善し、株価が約10倍になった。

下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。

  1. 01 / 042020年3月 · 2,300円

    2,300円から始まる

    • 2020年3月

      新型コロナによる相場急落で起点の安値を付けた(3月19日)。2021年3月期は米国売上の減少などもあり営業赤字2.4億円。

  2. 02 / 042022年8月 · 4,515円

    約2年4か月で2倍

    • 2022年5月

      2022年3月期に営業利益4.6億円と黒字化。米国子会社の売上は前期の2.5倍の約20.6億円に伸びた。

    • 2022年8月

      株価が起点の2倍に到達した(8月10日)。

    • 2倍のころに見えていたサイン

      2022年8月の2倍到達のころ、2022年3月期は営業利益4.6億円で前期の赤字から黒字化しており、米国の売上は前年の約2.5倍(20.6億円)に伸びていた。赤字を脱しつつあることが決算から見えていた。2倍到達日と直接結び付く単独の材料までは確認できなかった。

  3. 03 / 042024年6月 · 7,190円(分割後)

    約4年3か月で10倍

    • 2024年2月

      2024年3月期の通期予想を修正し、営業利益を9.2億円から14.5億円に引き上げた(2月14日)。原材料高の中でも価格改定や新規品への切替えが順調で、円安ドル高も寄与した。

    • 2024年5月

      2024年3月期決算を発表。売上154.2億円(前期比14.2%増)、営業利益14.9億円(同53.1%増)。

    • 2024年6月

      6月25日に起点の約10.1倍に到達し、26日に上場来高値7,570円を付けた。

  4. 04 / 042026年10月 · 3,935円(分割後)

    いまは5.8倍(最高から-43%)

    • 2025年5月

      2025年3月期決算。売上162.5億円、営業利益15.9億円で増収増益だが、利益の伸びは鈍化した。

    • ピークのあと

      ピーク(2024年6月25日)の後、2025年3月期は売上162.5億円(前期比5.4%増)・営業利益15.9億円と増収増益だったが、2026年3月期は売上173.4億円・営業利益15.7億円と営業利益は横ばいになった。2027年3月期は営業利益15.5億円の予想で微減。株価は2024年の高値から大きく下がり、2026年10月9日時点で3,935円(2026年の安値3,140円、高値4,140円)となっている。

和弘食品の詳しいデータ(業績・出典など)を見る