思惑・資本政策 · ビットコイン保有
メタプラネットは、なぜ61.1倍になったのか
赤字のホテル・暗号資産関連の小型株が、2024年4月にビットコインを財務資産として買い増す戦略へ転換し、新株予約権などで調達した資金で保有量を増やして株価が約60倍になった。
下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。
01 / 052022年2月 · 31円
31円から始まる
02 / 052022年3月 · 90円
約1か月で2倍
03 / 052024年12月 · 3,310円(分割後)
約2年9か月で10倍
- 2022年12月
取締役会(12月28日)でホテル事業の刷新とWeb3・メタバース関連事業の開始を決定。この年にタイ・マニラなどのホテル関連子会社を連結から除外した。
- 2023年2月
2月8日にレッド・プラネット・ジャパンからメタプラネットへ社名変更。
- 2024年4月
4月8日にビットコインの保有を発表(初回97.85BTC)。ビットコインを主要な準備資産とする戦略へ転換した。
- 2024年6月
5月下旬〜6月にかけて「日本のマイクロストラテジー」として話題になり、株価は約2カ月で約10倍になったと伝えられる。
- 2022年12月
04 / 052025年6月 · 1,895円(分割後)
最高は61.1倍
- 2025年6月
ピーク(6月16日)。同月に新株を最大5.55億株発行して調達する計画(555 Million Plan)を発表し、6月24日にはEVO FUND向け第20回新株予約権の行使で約749億円を調達した。
- 2025年6月
05 / 052026年10月 · 264円(分割後)
いまは8.5倍(最高から-86%)
- 2025年9月
9月8日時点のビットコイン保有は20,136BTC。2025年8月にFTSEジャパン・インデックスへ採用されたとの情報もある(1件の出典のみ)。
- 2025年12月
12月30日に4,279BTCを追加取得し、保有は35,102BTC(上場企業で世界4位とされる)。この四半期にビットコイン評価損1,046億円。
- 2026年2月
2月13日に海外機関投資家向け第三者割当増資で約122億円を調達。16日に2025年12月期決算を発表(純損益950億円の赤字)。
- ピークのあと
ピーク(2025年6月16日)の後、2025年夏以降は暗号資産への熱が冷めて株価は高値から大きく調整し、ピークから約7割下がったとみられる。2025年10〜12月期のビットコイン価格下落で四半期に1,046億円の評価損を計上し、2025年12月期は営業利益63億円の黒字ながら純損益は950億円の赤字になった。2026年2月初めにはビットコインが一時6.2万ドル付近まで下がり、平均取得単価(約107,716ドル)に対して約39%の含み損となったが、同社は買い増しを続ける方針を示した。
- 2025年9月