高成長リースバックとFC展開
And Doホールディングス(旧ハウスドゥ)
不動産仲介のFC網を持つ会社が、ハウス・リースバックなどの収益源を広げて利益を伸ばし、上場から約3年で株価が最高で約16.3倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
16.3倍
2018年5月
- 10倍に到達
- 2018年4月
- 起点から到達まで
- 約3年
値動き
2015年3月の196円から、2018年5月に3,110円。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 196円2015年3月
- 2倍
- 434円2015年5月・起点から約1か月
- 10倍
- 1,955円2018年4月・起点から約3年
- 最高
- 3,110円2018年5月・16.3倍
- いま
- 810円2026年10月9日・5.7倍・最高から-65%
何が起きたか
起点の2015年3月は、東証へ上場した直後(同月25日)の、売上145億円規模の会社だった。同社は不動産売買仲介のフランチャイズ(FC)を主力に、自宅を売却した後も住み続けられるハウス・リースバック、不動産担保ローンやリバースモーゲージ保証などの不動産金融を持つ。2015年6月期の営業利益は6.2億円と前期の2.8億円から倍増し、2016年6月期に12.8億円、2018年6月期に21.2億円と伸びた。2017年12月末の加盟契約は501店舗で、売買仲介専門のFCでは全国1位とされる。2018年6月期は売上225億円(前期比33.7%増)、営業利益は同69.4%増で過去最高となり、ハウス・リースバックの物件を不動産ファンドなどへ売却してオフバランス化する動きも利益を押し上げた。10倍に到達したのは2018年4月、ピークは5月17日で、翌18日に上場来高値3,175円が記録されている。
上昇を支えた柱
FC、ハウス・リースバック、不動産金融という継続的に収益が積み上がるストック型事業の拡大で、利益率と営業利益が上がったこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
リースバック物件の売却や取得資金の調達に滞りがないか、営業利益率の低下がないかを、決算説明資料で確認する。
2倍のころに見えていたサイン
2倍に到達した2015年5月のころは、2015年6月期の営業利益が6.2億円と前期の2.8億円から2倍以上に増える見通しで、2016年6月期にはさらに12.8億円へ伸びる軌道にあった。
年表
- 25日に上場。株価の起点は27日。
- 株価が起点の2倍に到達。
- 2016年6月期は売上172.8億円、営業利益12.8億円。
- FCとの加盟契約が累計501店舗(FC484、直営17)に。
- 株価が起点の10倍に到達。
- 2日、3Q決算で過去最高の業績を発表し、中期経営計画の目標値を大幅に上方修正。17日にピーク(起点の約16.3倍)。
- 2018年6月期は売上225.2億円(前期比33.7%増)、営業利益21.2億円(同69.4%増)で過去最高。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2015年6月期 | 145.7億円 | 6.2億円 |
| 2016年6月期 | 172.8億円 | 12.8億円 |
| 2017年6月期 | 168.5億円 | 12.5億円 |
| 2018年6月期ハウス・リースバック事業が売上・営業利益とも好調 | 225.2億円 | 21.2億円 |
| 2019年6月期 | 315.5億円 | 31.6億円 |
ピークのあと
ピーク後も2019年6月期は売上315億円、営業利益31.6億円と最高を更新した。その後、2020年6月期の営業利益は18.9億円に減り、2024年6月期には売上675.8億円、営業利益35.9億円まで拡大した。2025年6月期は営業利益26.2億円、2026年6月期は11.2億円と減っている。
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 88億円
- 起点から2倍まで
- 38営業日
- 起点から10倍まで
- 751営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | — |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | 当てはまる |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | 当てはまる |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | 当てはまる |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
- IRBANK: And Do HD(旧ハウスドゥ) 売上高と営業利益の推移
- ブリッジレポート: ハウスドゥ vol.7(2018-03)
- 株探: ハウスドゥ Research Memo(6)(2018-09)
- ハウスドゥ 2018年6月期 決算説明
- 松井証券: And Doホールディングス(3457)
型: 高成長(売上と利益が毎年大きく伸び続けた)。副次の型: 構造変化テーマ。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。