構造変化テーマ · ペロブスカイト・ヨウ素

伊勢化学工業は、なぜ35.3倍になったのか

ヨウ素の市況高と販売増で営業利益が2020年12月期の21.8億円から2024年12月期の76.6億円へ伸び、次世代太陽電池ペロブスカイトの原料という思惑も重なって株価が最高で約35倍になった。

下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。

  1. 01 / 052020年3月 · 2,597円

    2,597円から始まる

    • 2020年3月

      新型コロナによる相場急落で起点の安値を付けた(3月24日)。2020年12月期は売上169億円・営業利益21.8億円だった。

  2. 02 / 052022年10月 · 5,220円

    約2年6か月で2倍

    • 2022年10月

      株価が起点の2倍に到達した(10月11日)。

    • 2倍のころに見えていたサイン

      2022年10月ごろの2倍到達時点で確認できた個別材料は見つけられていない。全体として2020年12月期から2021年12月期にかけて営業利益が21.8億円から27.2億円に増えており、ヨウ素事業の増益基調が続いていたことは決算短信から読み取れる。

  3. 03 / 052024年5月 · 23,900円

    約4年1か月で10倍

    • 2024年1月

      分割調整後の株価は年初に849円だった。この年にペロブスカイト電池関連の報道が相次ぎ、上昇が加速した。

    • 2024年5月

      株価が起点の10倍に到達した(5月21日)。

  4. 04 / 052026年2月 · 7,860円(分割後)

    最高は35.3倍

    • 2024年6月

      6月14日に年初来高値の4,050円(分割調整後)を付けた。ピークは起点の約17.3倍。

    • 2024年12月

      2024年12月期の営業利益予想を68億円から77億円に上方修正(12月20日)。26日には積水化学の大型投資報道で株価が上昇した。

    • 2025年10月

      1株を10株とする株式分割を実施した。

  5. 05 / 052026年10月 · 3,760円(分割後)

    いまは17.0倍(最高から-52%)

    • 2026年6月

      米Select Water Solutionsとの契約で、油田かん水からのヨウ素抽出権を取得したと報じられ、株価がストップ高になった(6月26日)。

    • ピークのあと

      ピーク(2024年6月14日)の後も業績は伸び、2024年12月期は営業利益76.6億円で予想の68億円から上方修正された(2024年12月20日)。2024年12月26日には積水化学工業のペロブスカイト電池への約3,100億円規模の投資報道で株価が7%超上昇した。2025年10月に1株を10株とする株式分割を実施した。2025年12月期は売上約393億円(前期比17.9%増)と増収だが、2026年12月期は減収減益の予想で、2026年上半期は営業利益が前年同期比14.2%減となった。2026年6月26日には米国での油田かん水からのヨウ素抽出権の取得が開示され、株価がストップ高になったと報じられた。2026年10月9日時点の株価は3,755円。

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