業績転換 · iPS細胞・再生医療

住友ファーマは、なぜ11.2倍になったのか

2024年3月期に約3,150億円の最終赤字に沈んだ後、北米の主力薬の拡大とリストラで黒字へ戻り、iPS細胞由来のパーキンソン病治療製品の承認も重なって、2024年5月の安値から約1年9カ月で株価が約11倍になった。

下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。

  1. 01 / 052024年5月 · 285円

    285円から始まる

  2. 02 / 052024年8月 · 593円

    約2か月で2倍

    • 2024年6月

      新社長に木村徹氏が就任。4〜5月の販売が想定より好調と説明し、iPS細胞の国内新工場の報道もあり株価が上昇した。

    • 2024年8月

      株価が約407円(8月5日)から約684円(8月28日)へ上昇。8月19日に起点の安値から2倍に到達した。

    • 2倍のころに見えていたサイン

      2024年6月に新社長が就任し、4〜5月の販売が想定より良いと説明された。同月にはiPS細胞の国内製造工場を新設すると報じられ、株価が上昇した。2024年8月には株価が約407円から約684円へ上昇した。2025年1月の上方修正は2倍到達(2024年8月)より後であり、2倍到達時点では黒字化の確証は外から見えにくかった。

  3. 03 / 052026年1月 · 2,910円

    約1年7か月で10倍

    • 2025年1月

      1月31日に2025年3月期予想を上方修正(営業利益210億円、純利益320億円)。2期連続の最終赤字から3期ぶりの黒字へ。

    • 2025年8月

      8月5日に非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞(ラグネプロセル)を日本で製造販売承認申請。先駆け審査の対象で優先審査。

    • 2026年1月

      1月9日に起点から10倍に到達。

  4. 04 / 052026年2月 · 3,184円

    最高は11.2倍

    • 2026年2月

      2月17日の研究開発説明会でアムシェプリの世界売上10億ドル超への期待に言及。同日にピーク。

  5. 05 / 052026年10月 · 1,600円

    いまは5.6倍(最高から-50%)

    • 2026年3月

      3月6日にアムシェプリが条件・期限付きで製造販売承認を取得。

    • 2026年5月

      5月12日に2026年3月期決算(売上収益4,533億円)を発表。5月13日に中医協がアムシェプリの保険適用を了承(薬価約5,530万円)。

    • ピークのあと

      ピーク(2026年2月17日)は、社長が研究開発説明会でアムシェプリの将来的な世界売上10億ドル超に言及した日に当たる。その後の2026年3月6日に条件・期限付き承認、5月13日に中医協が保険適用を了承(薬価は1人あたり約5,530万円)、2026年秋に治療開始の見通しとなった。2026年3月期決算(5月12日発表)では売上収益4,533億円と大幅増益だったが、ピーク後の株価推移は確認できていない。

住友ファーマの詳しいデータ(業績・出典など)を見る