構造変化テーマ · AIデータセンター
フジクラは、なぜ204倍になったのか
2020年に減損で赤字に沈んだ電線大手が、生成AIとデータセンター向けの光ファイバ・光配線需要の受け皿となり、2回にわたって株価が10倍を超え、起点から最高で約204倍になった。
下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。
01 / 082020年3月 · 258円
258円から始まる
- 2020年3月
2020年3月期に光ファイバ設備の減損などで純損失385億円。株価は相場急落の安値圏にあった。
- 2020年3月
02 / 082021年2月 · 525円
約10か月で2倍
- 2020年9月
事業再生計画「100日プラン」を策定。
- 2倍のころに見えていたサイン
2倍到達(2021年2月)のころの直接の材料は確認できなかった。2020年9月に「100日プラン」で事業再生に着手しており、再建途上にあることは外から見えていた。2回目の2倍到達(2025年6月)の前には、2025年2月に佐倉事業所のSWR新工場が竣工して生産量が約30%増える見通しが示されていた。
- 2020年9月
03 / 082024年4月 · 2,410円
約4年で10倍
- 2024年4月
導体事業(売上高約752億円)をフジクラ・ダイヤケーブルへ分社化。2024年3月期の営業利益は695億円。
- 2024年4月
04 / 082025年2月 · 7,366円
1回目の最高は31.2倍
- 2024年9月
2024年9月27日に上場来高値5,103円。年初の約1,075円から9カ月で約5倍になった。
- 2025年2月
佐倉事業所のSWR新工場が竣工。1回目のピークを付けた。
- 2024年9月
05 / 082025年4月 · 3,593円
最高から51%下げて、ここから2回目
06 / 082026年4月 · 5,935円(分割後)
約1年で、ふたたび10倍
- 2025年10月
米国商務省と枠組み合意書を締結。日米で最大3,000億円を投じ、光ファイバの生産能力を最大3倍にする計画。
- 2026年2月
1株を6株とする株式分割を発表(2月25日、4月1日効力)。
- 2025年10月
07 / 082026年5月 · 7,855円(分割後)
最高は204倍
- 2026年5月
2026年3月期決算を発表(売上高1兆1,824億円、営業利益1,887億円で過去最高)。13日に2回目のピークを付けた。
- 2026年5月
08 / 082026年10月 · 5,415円(分割後)
いまは141倍(最高から-31%)
- ピークのあと
1回目のピーク(2025年2月12日)の後、2025年4月に年初来安値3,592円(分割前)まで下げた。その後、2025年7月30日に米コーニングの好決算を受けて株価が8.9%上昇し、上場来高値を更新した。2回目のピーク(2026年5月13日)は、分割後の7,855円とされる。2026年6月18日に2027年3月期の予想を営業利益3,100億円へ上方修正して株価は急反発したと伝えられ、ピーク後の落ち込みの大きさは確認できなかった。
- ピークのあと