構造変化テーマ · 防衛
IHIは、なぜ31.4倍になったのか
防衛費の増額と民間航空エンジンのスペアパーツ需要を受けて営業利益が2021年3月期の280億円から2025年3月期の1,435億円へ増え、株価は2020年3月の安値から約5年で10倍を超えた。
下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。
01 / 052020年3月 · 1,093円
1,093円から始まる
02 / 052021年3月 · 2,220円
約11か月で2倍
- 2021年3月
2021年3月期の営業利益は280億円と、起点前後で最も低い水準になった。
- 2倍のころに見えていたサイン
2021年3月の2倍到達のころの具体的な材料は確認できなかった。同時期の2021年3月期の営業利益は280億円と低く、株価は業績の回復を先取りする形だったとみられる。
- 2021年3月
03 / 052025年3月 · 10,505円
約4年11か月で10倍
- 2022年12月
安保3文書を閣議決定し、防衛費をGDP比2%へ増やす方針が示された。防衛関連株が買われた。
- 2024年3月
PW1100Gエンジンの不具合対応の費用を計上した2024年3月期は、営業損益が701億円の赤字になった。
- 2025年3月
3月4日、米国のウクライナ軍事支援の一時停止を受けて防衛関連株が上昇し、IHIは前日比11.7%高の10,505円。1990年以来35年ぶりの高値となった。
- 2022年12月
04 / 052026年2月 · 4,384円(分割後)
最高は31.4倍
- 2025年5月
2025年3月期の決算で、売上収益1兆6,268億円、営業利益1,435億円と過去最高益。
- 2025年6月
6月3日、野村證券が投資判断を買いに引き上げ、株価は年初来高値15,620円を更新した。
- 2025年11月
2026年3月期の予想を営業利益1,600億円などへ上方修正し、年間配当を120円とした。
- 2025年5月
05 / 052026年10月 · 2,626円(分割後)
いまは18.9倍(最高から-40%)
- 2026年5月
2026年3月期の決算で、売上収益1兆6,434億円、営業利益1,655億円。
- ピークのあと
DB上のピークは2025年3月17日だが、株価はその後も上がった。2025年6月3日には野村證券の格上げ(目標株価9,500円から16,500円)で年初来高値15,620円を付けた。2025年11月には2026年3月期の予想を営業利益1,600億円へ上方修正した。2026年3月期の実績は売上収益1兆6,434億円、営業利益1,655億円(前期比15.3%増)で、2026年1月5日にも防衛関連株として8%超上昇したと伝えられる。
- 2026年5月