市況循環 · コンテナ船運賃の高騰
日本郵船は、なぜ33.0倍になったのか
コロナ禍の巣ごもり需要でコンテナ船運賃が跳ね上がり、利益が急拡大した海運大手の株価が、約22.3倍になった。その後も上がり、2026年9月には起点の約33倍になった。
下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。
01 / 052020年3月 · 379円
379円から始まる
- 2020年3月
株価の起点。2020年3月期の売上高は1兆6,683億円、営業利益は387億円。
- 2020年3月
02 / 052020年11月 · 760円
約8か月で2倍
- 2020年9月
2021年3月期中間期の経常利益予想を120億円から440億円へ上方修正。コンテナ船事業(ONE)の運賃改善が背景。
- 2020年11月
株価が起点の2倍に到達。
- 2倍のころに見えていたサイン
2倍に到達した2020年11月の直前、2020年9月に中間期の経常利益予想を120億円から440億円へ約3.7倍に引き上げており、コンテナ船事業の好調が会社予想の修正として公表されていた。
- 2020年9月
03 / 052021年9月 · 3,663円
約1年6か月で10倍
- 2021年5月
2021年3月期は経常利益が前期比約4.8倍の2,153億円で着地。
- 2021年7月
コンテナ船の運賃・荷動きが想定以上に堅調として、純利益予想を3,500億円(前期比2.5倍)に上方修正。
- 2021年9月
株価が起点の10倍に到達。
- 2021年5月
04 / 052026年9月 · 7,490円
最高は33.0倍
- 2021年11月
通期の経常利益予想を42%上方修正し、配当も100円増額。
- 2024年10月
株価がピーク(起点の約22.3倍)を付ける。
- 2021年11月
05 / 052026年10月 · 7,358円
いまは33.0倍(最高から0%)
- ピークのあと
ピークは2024年10月。運賃は紅海情勢によるスエズ運河の迂回で2024年にも上昇したと分析されている。一方で業績は2022〜2023年3月期をピークに落ち着き、2026年3月期は売上高2兆4,236億円、営業利益1,386億円、経常利益2,111億円だった。2025年5月には配当性向40%の目安と年間配当下限200円という方針と、上限1,500億円の自社株買いが示されている。
- ピークのあと