市況循環 · コンテナ運賃高・ONE
川崎汽船は、なぜ61.8倍になったのか
本業は赤字でも、持分法適用会社ONEのコンテナ船が運賃高で記録的な利益を出し、株価が約45倍になった。その後も上がり、2026年9月には起点の約62倍になった。
下へスクロールすると、起点から今日までの値動きを順にたどれます。縦軸は起点を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)で、上がるにつれて目盛りの上限も広がります。
01 / 052020年3月 · 81円
81円から始まる
- 2020年3月
株価の起点となる安値。コンテナ船はONEへ統合済みで、川崎汽船の利益は持分法投資利益として計上される形だった。
- 2020年3月
02 / 052020年11月 · 164円
約7か月で2倍
- 2倍のころに見えていたサイン
2倍到達(2020年11月)の後になるが、2021年2月には4〜12月期の経常利益が429億円と報じられ、3月31日には通期の経常利益予想が500億円から750億円へ引き上げられた。利益の源泉はONEの持分法投資利益だった。
- 2倍のころに見えていたサイン
03 / 052021年9月 · 812円
約1年5か月で10倍
- 2021年2月
2021年3月期の4〜12月期の経常利益が429億円と報じられた。ONEの好業績が押し上げたとみられる。
- 2021年3月
3月31日に2021年3月期の連結経常利益予想を500億円から750億円へ引き上げ。コンテナ船の旺盛な貨物需要が理由とされた。実績は895億円。
- 2021年8月
2021年4〜6月期の経常利益が884億円となり、直前の四半期を約9割上回って過去最高となり、PERは1.4倍と報じられた。
- 2021年2月
04 / 052026年9月 · 3,497円
最高は61.8倍
- 2022年5月
2022年3月期決算を発表。経常利益6,575億円(7.3倍)、うちONEからの持分法投資利益が6,354億円。2023年3月期は経常利益4,700億円を見込んだ。
- 2024年7月
7月4日に上場来高値2,796円。紅海・スエズ運河を通れず喜望峰経由の輸送が続き、スポット運賃が上がっていた時期にあたる。
- 2026年7月
7月24日に2027年3月期の業績予想の上方修正が開示された。コンテナ船好調が理由とされている。
- 2022年5月
05 / 052026年10月 · 3,376円
いまは60.8倍(最高から-2%)
- ピークのあと
ピーク後の2025年3月期は売上高1兆479億円、営業利益1,029億円、経常利益3,081億円だった。2026年3月期は売上高1兆184億円、営業利益842億円、経常利益1,091億円で、経常利益は大きく減った。2026年7月24日には2027年3月期の業績予想の上方修正が開示され、見出しではコンテナ船好調が理由とされている。ピーク後の株価の水準は今回確認していない。
- ピークのあと