構造変化テーマEUVマスク検査装置
レーザーテック
EUV露光に使うマスクの検査装置を世界で初めて実用化して業績が伸び、起点の2016年1月から約60.8倍になった。その後も上がり、2026年6月には起点の約230倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
230倍
2026年6月
- 10倍に到達
- 2019年4月
- 起点から到達まで
- 約3年2か月
値動き
2016年1月の274円から、2026年6月に55,100円。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は60.8倍で、その後も上がりました。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 274円2016年1月
- 2倍
- 535円2016年12月・起点から約11か月
- 10倍
- 2,575円2019年4月・起点から約3年2か月
- 最高
- 55,100円2026年6月・230倍
- いま
- 48,380円2026年10月9日・203倍・最高から-12%
何が起きたか
起点の2016年1月ごろは、半導体や液晶向けの検査装置を作る中堅メーカーで、2016年6月期の売上高は153億円、営業利益は44億円だった。同社は2011年からEUV光を使う検査装置の独自開発に取り組み、2017年にEUVマスクブランクスの欠陥検査装置、2019年にEUVパターンマスクの欠陥検査装置を世界で初めて実用化した。その結果、2019年6月期の売上高は288億円、営業利益は79億円まで増えた。EUV露光の量産に欠かせない検査を担う供給者として、市場の評価が高まったとみられる。
上昇を支えた柱
EUVマスクの欠陥検査という、量産に欠かせない工程で世界初の装置を実用化したこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
EUV露光の導入ペースや顧客の設備投資計画の変化を、会社が発表する受注高と受注残で確認する。
2倍のころに見えていたサイン
2倍到達の2016年12月の時点では、EUV検査装置の開発が進んでいたが、実用化はまだだった。業績面では2016年6月期の売上高が153億円、翌2017年6月期は173億円と伸びていた。
年表
- EUV光を用いた検査装置の本格的な独自開発を開始した。
- 世界初のEUVマスクブランクス欠陥検査装置を実用化した。
- 10月29日、7〜9月期の売上高は61.8億円(前年同期の2.3倍)、営業利益は9.2億円(同3.7倍)となった。2019年6月期の売上高を280億円と予想した。
- 世界初のEUVパターンマスク欠陥検査装置を実用化し、製品ラインナップがそろった。
- 10月28日、7〜9月期の営業利益は前年同期比41.3%増の13.7億円、営業利益率は25.8%となった。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2016年6月期 | 152.9億円 | 44.3億円 |
| 2017年6月期経常利益は49.6億円 | 172.8億円 | — |
| 2018年6月期経常利益は57.1億円 | 212.5億円 | — |
| 2019年6月期経常利益は78.3億円 | 287.7億円 | 79.4億円 |
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 484億円
- 起点から2倍まで
- 225営業日
- 起点から10倍まで
- 803営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | — |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | — |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | — |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | — |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
- the-shashi: レーザーテック EUV独占の経緯
- 株探: レーザーテック 2018年7〜9月期決算
- 株探: レーザーテック 2019年7〜9月期決算
- レーザーテック: 適時開示(2019-09-12)
型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 高成長。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。