思惑・資本政策森トラスト系の需給相場

エムティジェネックス

9820東証スタンダード · 不動産業

売上20億円台の小さな森トラスト系企業が、業績の伸びを大きく超える需給相場で2018年に短期間で急騰し、最高で約39倍になった。

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起点からの最高倍率

38.8倍

2018年10月

10倍に到達
2018年8月
起点から到達まで
約2年6か月

値動き

2016年2月の1,220円から、2018年10月に44,050円。

1倍2倍3倍5倍10倍20倍30倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
1倍2倍5倍10倍20倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
1,220円2016年2月
2倍
2,340円2017年9月・起点から約1年7か月
10倍
16,340円2018年8月・起点から約2年6か月
最高
44,050円2018年10月・38.8倍
いま
3,735円2026年10月9日・3.7倍・最高から-90%

何が起きたか

起点の2016年2月は、森トラストが保有するオフィスビルの改修工事や駐車場の運営管理、保険代理店などを手がける売上22億円台の会社で、営業利益は3億円前後だった。2018年3月期は営業利益が2.5億円に減っており、成長を評価されて買われるような状況ではなかった。2018年8月に4〜6月期の経常利益が29%増で着地すると株価が動き出し、同月に10倍に到達した。株探は9月21日、初動の2000円台前半から2カ月半で17倍強になったとし、「ファンダメンタルズとはかけ離れた需給相場」と指摘している。10月初めのピークの時点で連結PERは約292倍に達していた。

上昇を支えた柱

業績の改善ではなく、売買の集中による需給の逼迫が上昇を支えた。

柱が折れる兆しとして見るもの

出来高の急減や信用取引の買い残の増加を確認する。業績が追いつかないまま株価だけが先行しているため、需給が崩れたときの反動は大きい。

年表

  1. 株価の起点。2016年3月期の売上高は22.8億円、営業利益は2.9億円。
  2. 株価が起点の2倍に到達。2018年3月期の営業利益は2.5億円に減少した。
  3. 8月10日、4〜6月期(1Q)の経常利益が29%増益で着地。同日20.4%高の8,840円で値上がり率1位となり、14日に起点の10倍に到達。
  4. 9月21日の終値は42,000円。株探は初動から2カ月半で17倍強と報じ、25日に上場来高値45,950円を付けたとされる。
  5. 3日にピーク(起点の約38.8倍)。4日時点の連結PERは292.2倍で、過熱が指摘された。

業績

期売上高営業利益
2017年3月期24億円3.9億円
2018年3月期減収減益22.4億円2.5億円
2019年3月期株価急騰の期。会社計画は営業利益2.2億円(12.7%減)だった24.8億円3.1億円
2020年3月期32.6億円5.2億円

ピークのあと

ピーク直後の2018年10月4日時点で連結PERは292.2倍、PBRは17.6倍と過熱を指摘され、その後の株価は高値から大きく下落したと報じられている。業績自体は2020年3月期に売上32.6億円、営業利益5.2億円まで伸びたが、2021年3月期は営業利益3.1億円に戻った。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
25億円
起点から2倍まで
398営業日
起点から10倍まで
632営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満当てはまる
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上—

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. 株探ニュース: エムティジェネックス(2018-09-21)
  2. 株探ニュース: エムティジェネックス 1Q経常は29%増益(2018-08-10)
  3. 株トレ: 大化け株(2018年)ランキング
  4. IRBANK: エムティジェネックス 売上高と営業利益の推移

型: 思惑・資本政策(業績より、材料・資本政策・需給で株価が動いた)。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。