思惑・資本政策不動産DX・顔認証

ミガロホールディングス

5535東証プライム · 不動産業

2023年10月にプロパティエージェントの持株会社として上場した小型株で、投資用中古マンション販売の拡大と顔認証事業への期待に、流通株式の少なさが重なり、2023年11月から2025年2月に株価が約15倍になった。

物語を読む

起点からの最高倍率

15.5倍

2025年2月

10倍に到達
2025年2月
起点から到達まで
約1年2か月

値動き

2023年11月の1,123円から、2025年2月に8,500円(途中で株式分割あり)。

1倍2倍3倍5倍10倍202420252026分割分割分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍3倍5倍10倍202420252026分割分割分割起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

物語を読む
起点(安値)
1,123円2023年11月
2倍
2,263円2024年3月・起点から約4か月
10倍
5,580円2025年2月・起点から約1年2か月・分割後の値
最高
8,500円2025年2月・15.5倍・分割後の値
いま
283円2026年10月9日・2.1倍・最高から-86%・分割後の値

何が起きたか

ミガロHDは2023年10月2日に、不動産のプロパティエージェントを完全子会社とする単独株式移転で設立され、東証プライムに上場した。起点の2023年11月ごろは、新築・中古の投資用マンション販売を中心とする不動産DX事業と、顔認証システムFreeiDなどのDX推進事業を持つ会社で、2024年3月期は売上427億円、営業利益25億円だった。2025年3月期は売上517億円(前期比21.2%増)、営業利益27億円(同8.5%増)で、中古マンション販売が約200戸の上振れとなり、DX推進事業も予想の30〜35億円を超える37億円となった。営業利益の伸びは売上より小さいため、株価の上昇は利益の伸びだけでは説明しにくい。2024年3月時点の流通株式時価総額は44億円とプライムの基準100億円を下回っており、株価の上昇で2025年3月末には294億円になり基準を満たした。

上昇を支えた柱

投資用中古マンション販売の拡大と、顔認証・クラウド導入などDX推進事業の成長への期待。

柱が折れる兆しとして見るもの

営業利益の伸びが売上の伸びに追いつくか、有利子負債が多い財務(自己資本比率26%)、不動産市況と金利の動き、増資による株式の希薄化を、決算短信で確認する。

年表

  1. プロパティエージェントの持株会社として設立され、東証プライムに上場(10月2日)。
  2. 2024年3月期は売上427億円、営業利益25億円。流通株式時価総額は44億円で、プライムの基準を下回っていた。
  3. 2月12日にピーク(上場来高値は2月13日の2,200円とされる。株式分割前の水準)。2月18日には材料なしに前日比+16.7%の6,150円。
  4. 2025年3月期決算を発表。売上517億円、営業利益27億円。年間配当を7円から8円へ増配し、5月30日基準で株式を分割。
  5. 9月3日に52週高値(分割調整後で1,067円)。
  6. 11月14日の決算説明会で公募増資を公表。短期間の株価下落を経営陣として重く受け止めると説明。
  7. 2月5日に年初来高値443円。
  8. 6月に年初来安値243円。

業績

期売上高営業利益
2024年3月期出典サイトの値(億円に丸め)427億円25億円
2025年3月期売上は前期比21.2%増、営業利益は同8.5%増517.1億円27.1億円
2026年3月期出典サイトの値(億円に丸め)。過去最高575億円31億円

ピークのあと

ピーク(2025年2月12日)の後、2月18日に前日比+16.7%と反発するなど荒い値動きが続いた。2025年5月30日基準で株式を分割し、2025年9月3日に52週高値(分割調整後で1,067円)を付けた。2025年11月14日には公募増資を発表し、社長は短期間の株価下落を重く受け止めると述べた(資金使途は顔認証・デジタルインテグレーション・マンション開発)。株価は2026年2月5日の443円を最後に下げ、2026年6月には243円まで下がった。2026年3月期の売上は575億円、営業利益は31億円と過去最高だった。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
183億円
起点から2倍まで
82営業日
起点から10倍まで
295営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. ログミー: ミガロHD 2025年3月期決算説明
  2. ログミー: ミガロHD 公募増資と株価下落について
  3. EDINET DB: ミガロホールディングス 業績推移
  4. 松井証券: ミガロホールディングス 株価
  5. 幻冬舎ゴールドオンライン: 個別銘柄の値上がり(ミガロHD)

型: 思惑・資本政策(業績より、材料・資本政策・需給で株価が動いた)。副次の型: 高成長。 背景の確からしさ: 低(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。