業績転換半導体工場投資
テクノ菱和
2021年1月の安値から、半導体・医薬品工場などの設備投資を背景に受注と手持ち工事が増え、営業利益が約5倍、利益率が3%台から16%へ上がって株価が約12倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
12.0倍
2026年2月
- 10倍に到達
- 2026年1月
- 起点から到達まで
- 約4年11か月
値動き
2021年1月の861円から、2026年2月に8,600円。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 861円2021年1月
- 2倍
- 1,550円2024年1月・起点から約2年11か月
- 10倍
- 7,260円2026年1月・起点から約4年11か月
- 最高
- 8,600円2026年2月・12.0倍
- いま
- 2,232円2026年10月9日・9.9倍・最高から-18%・分割後の値
何が起きたか
起点の2021年1月は、空調・衛生設備工事を主力とし、半導体や液晶、医薬品工場のクリーンルームを手がける中堅の設備工事会社で、2021年3月期の営業利益率は3%台だった。その後、国内の製造業の設備投資回帰やサプライチェーン再編を追い風に、産業設備工事の受注が旺盛になった。営業利益は2022年3月期の30億円から2024年3月期に58億円、2025年3月期に96億円、2026年3月期に158億円へ増え、利益率は16%まで上がった。2025年9月30日には2026年3月期の経常利益予想を104億円から132億円へ26.9%上方修正し、生産性の向上も理由に挙げた。2026年1月にピークを付けた。
上昇を支えた柱
半導体・食品・医薬品などの産業設備工事の受注が旺盛で、手持ち工事の消化と生産性向上により利益率が大きく上がったこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
受注高と受注残の伸び、産業設備工事の採算、半導体・医薬品など主要顧客業界の設備投資計画を四半期決算で確認する。
2倍のころに見えていたサイン
2倍到達の2024年1月ごろは、2024年3月期にかけて売上高が737億円(前期比約21%増)、営業利益が58億円(前期の32億円からほぼ倍増)と、受注環境の好転が数字に出始めた時期だった。
年表
- 株価の起点。2021年3月期の営業利益率は3%台。
- 2024年3月期。売上高737億円、営業利益58億円。
- 2025年3月期の通期予想を上方修正(今期経常を29%上方修正)。
- 9月30日に2026年3月期通期予想を上方修正(経常利益104億円→132億円)。受注環境の継続と生産性向上を理由とした。
- 3月31日に最終利益と期末配当予想を引き上げ。生産性向上が理由。
- 2026年3月期決算。売上高987億円、営業利益158億円で過去最高。
- 2027年3月期第1四半期は売上高224億円(+9.1%)、受注高511億円(+53.3%)。10月1日付で1株を3株とする株式分割を発表。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2022年3月期百万円値(56,905、3,013)を換算 | 569億円 | 30億円 |
| 2023年3月期百万円値(61,030、3,175)を換算 | 610億円 | 32億円 |
| 2024年3月期百万円値(73,688、5,792)を換算 | 737億円 | 58億円 |
| 2025年3月期百万円値(84,190、9,629)を換算 | 842億円 | 96億円 |
| 2026年3月期百万円値(98,681、15,760)を換算。営業利益率16.0% | 987億円 | 158億円 |
ピークのあと
ピーク(2026年1月20日)の後、2026年3月期決算では売上高987億円(前期比17.2%増)、営業利益158億円(同63.7%増)と最高を更新した。2027年3月期第1四半期は受注高が53.3%増の511億円。2026年10月1日付で1株を3株に分割する。52週の値幅は4,055〜9,340円。
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 292億円
- 起点から2倍まで
- 727営業日
- 起点から10倍まで
- 1213営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | — |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | — |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | — |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | — |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
- 株探: テクノ菱和は上げ幅拡大、25年3月期業績予想を上方修正(2025-02-05)
- 株探: テクノ菱和は後場プラス圏に浮上、生産性向上で最終利益・期末配当予想を引き上げ(2026-03-31)
- 松井証券: テクノ菱和 決算
- EDINET DB: テクノ菱和 年度別財務
型: 業績転換(赤字や低収益から、利益率が大きく改善した)。副次の型: 構造変化テーマ。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。