業績転換設備工事・利益率改善
ダイダン
空調・電気設備工事の大手で、営業利益率が4〜5%台から2026年3月期の13.5%まで上がり、増配・株式分割など株主還元の強化も重なって、2022年5月の安値から約3年9カ月で株価が約13倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
13.2倍
2026年2月
- 10倍に到達
- 2026年1月
- 起点から到達まで
- 約3年7か月
値動き
2022年5月の1,921円から、2026年2月に3,670円(途中で株式分割あり)。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 1,921円2022年5月
- 2倍
- 1,821円2024年2月・起点から約1年8か月・分割後の値
- 10倍
- 2,788円2026年1月・起点から約3年7か月・分割後の値
- 最高
- 3,670円2026年2月・13.2倍・分割後の値
- いま
- 3,055円2026年10月9日・11.4倍・最高から-14%・分割後の値
何が起きたか
起点の2022年5月ごろは、売上1,600億円台・営業利益率4〜5%台の設備工事会社で、PBRも低位だった。2024年3月期から工事の採算改善と大型案件の進行で営業利益が伸び、2024年3月14日には通期の経常利益予想を20.2%上方修正して113億円とし、期末配当も30円から45円へ引き上げた。この年の株価は東証プライムで騰落率1位とされる。2025年3月期は営業利益230億円、2026年3月期は345億円(利益率13.5%)と、売上が横ばいでも利益が伸びる構造になった。2025年11月に株式分割と増配を発表し、2026年2月にも通期営業利益と期末配当を上方修正している。
上昇を支えた柱
受注の質の改善と大型案件の順調な進行による工事採算の上昇で、売上が増えなくても営業利益が伸びたこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
完成工事総利益率が低下に転じるか、受注高・受注残が減ること、人件費や資材費の上昇を価格に転嫁できているかを四半期決算で確認する。
年表
- 3月14日に2024年3月期の業績予想と配当予想を上方修正(経常利益113億円、期末配当45円)。4月26日にも再度修正。
- 2024年の株価騰落率が東証プライムで1位(約170.9%上昇)と伝えられる。
- 5月9日に中期経営計画「磨くステージ」の事業目標・財務戦略指標を見直し。初年度の2025年3月期は目標を上回った。
- 11月7日に2026年3月期の業績・配当予想の上方修正と株式分割の決定を発表。
- 1月14日に起点から10倍に到達。
- 第3四半期決算で通期営業利益と期末配当を上方修正。2月27日にピーク(高値3,680円)。
- 前期(2026年3月期)の最終利益と配当の上方修正を発表。2026年3月期の営業利益は345億円(49.7%増)で営業利益率は過去最高の13.5%。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2022年3月期EDINET DB表記(FY2022) | 1,629億円 | 76億円 |
| 2024年3月期EDINET DB表記。営業利益率5.5% | 1,974億円 | 109億円 |
| 2025年3月期EDINET DB表記。営業利益率8.8% | 2,627億円 | 230億円 |
| 2026年3月期売上は前期比2.5%減だが営業利益は49.7%増。営業利益率13.5%、純利益268億円(投資有価証券売却益を含む) | 2,562億円 | 345億円 |
ピークのあと
ピークの2026年2月27日の高値は3,680円(年初来高値)。2026年2月の第3四半期決算で通期営業利益と期末配当を上方修正(4〜12月の連結営業利益は61.7%増の265億円)し、4月にも前期の最終利益と配当を上方修正した。一方、株価は6月24日に2,906円、7月下旬に約2,630円と高値から約2〜3割下がった。2026年4月28日にはきんでんの増益見通しをきっかけに電設株が買われた。
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 762億円
- 起点から2倍まで
- 426営業日
- 起点から10倍まで
- 895営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | — |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | — |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | — |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | — |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
- EDINET DB: ダイダン FY2026 決算
- ダイダン 決算関連資料(2026年5月)
- JPX: ダイダン 2024年3月期 決算(2024-05-07)
- JPX: ダイダン 2025年3月期 第2四半期(2024-11-06)
型: 業績転換(赤字や低収益から、利益率が大きく改善した)。副次の型: 思惑・資本政策。 背景の確からしさ: 低(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。