高成長3COINS

パルグループホールディングス

2726東証プライム · 小売業

コロナ禍で落ち込んだ衣料・雑貨会社が、300円超の高価格帯商品を増やした雑貨店「3COINS」の大型店化で2022年以降に増収増益を続け、2020年7月の安値から約5年で株価が約10倍になった。

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起点からの最高倍率

11.7倍

2025年9月

10倍に到達
2025年7月
起点から到達まで
約4年11か月

値動き

2020年7月の1,089円から、2025年9月に2,831円(途中で株式分割あり)。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は10.4倍で、その後も上がりました。

1倍2倍3倍5倍10倍202120222023202420252026分割分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍3倍5倍10倍202120232025分割分割起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
1,089円2020年7月
2倍
2,171円2022年7月・起点から約1年11か月
10倍
4,900円2025年7月・起点から約4年11か月・分割後の値
最高
2,831円2025年9月・11.7倍・分割後の値
いま
1,415円2026年10月9日・6.0倍・最高から-49%・分割後の値

何が起きたか

起点の2020年7月は、コロナ禍で衣料品の店舗販売が落ち込み、2021年2月期の営業利益は約14億円まで下がった時期だった。3COINSは2018年ごろに約200店・売上約250億円で頭打ちだったが、リブランディングと店舗の大型化(標準店が約165平方メートルから330〜500平方メートルへ)を進め、2023年2月期に売上489億円、2024年2月期に約630億円へ伸びた。2022年7月12日の2023年2月期第1四半期決算で営業利益が前年同期の約2.5倍(44億円)になり、通期予想を上方修正した直後に株価は起点の2倍に達した。その後も増収増益が続き、営業利益は2022年2月期の75億円から2024年2月期に200億円、2026年2月期に271億円へ増えた。

上昇を支えた柱

3COINSの店舗の大型化と、300円超の高価格帯商品の比率を高めたことによる売上と粗利率の同時の改善。

柱が折れる兆しとして見るもの

3COINSの既存店売上と新規出店のペース、300円超商品の比率、衣料品の値引き販売の増加と原価・人件費の上昇による粗利率の低下を、月次と四半期決算で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2022年7月12日、2023年2月期の通期予想を上方修正した(売上1,540億円から1,600億円、営業利益108億円から137億円)。同日発表の第1四半期は営業利益44億円と前年同期の2.5倍だった。2022年2月期には売上1,342億円(前期比23.7%増)・営業利益75億円(約5.4倍)と回復が確認できていた。

年表

  1. 2021年2月期はコロナ禍で衣料品の店舗販売が落ち込み、営業利益は約14億円と低水準だった。
  2. 2022年2月期の売上は1,342億円(前期比23.7%増)、営業利益は75億円(約5.4倍)で、3COINSがけん引した。
  3. 7月12日、2023年2月期の通期予想を上方修正(営業利益108億円から137億円)。第1四半期の営業利益は44億円(前年同期の2.5倍)。
  4. 9月1日付で1株を2株とする株式分割を実施した。
  5. 2024年2月期の売上は1,924億円、営業利益は約200億円となった。
  6. 7月8日、2026年2月期第1四半期で売上587億円・営業利益79億円と、4年連続の過去最高を更新した。
  7. 9月11日付で再び1株を2株とする株式分割を実施した。
  8. 2026年2月期は売上2,347億円・営業利益271億円と過去最高。

業績

期売上高営業利益
2021年2月期売上高と営業利益は、2022年2月期の前期比(23.7%増、約5.4倍)からの逆算値。コロナ禍の底1,085億円14億円
2022年2月期1,342億円75億円
2024年2月期3COINS単体の売上は約630億円1,924億円200億円
2025年2月期2,078億円236.6億円
2026年2月期前期比で売上12.9%増、営業利益14.7%増。2027年2月期の会社予想は売上2,530億円2,347億円271.4億円

ピークのあと

ピーク(2025年7月31日)の前後も業績は伸びた。2025年7月8日に発表した2026年2月期第1四半期は売上587億円(14.2%増)、営業利益79億円(24.6%増)で、4年連続の過去最高だった。2025年9月11日に1株を2株とする株式分割を実施。2026年2月期は売上2,347億円(12.9%増)、営業利益271億円(14.7%増)と過去最高益で、2027年2月期の経常利益は294億円(8.4%増)の予想。株価のピーク後の水準は確認できなかった。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
926億円
起点から2倍まで
477営業日
起点から10倍まで
1217営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. 流通ニュース: パルグループHD 決算/3〜5月、4年連続で過去最高(2025-07-08)
  2. WWD JAPAN: パルグループHD 2022年2月期・2022年3-8月期の業績
  3. パルグループHD 業績予想の修正(2022-07-12, JPX)
  4. CREX: パルグループの株価分析
  5. モネックス証券 株価材料: パルグループHD 中間決算(2025-10-07)
  6. IRBANK: パルグループHD 決算

型: 高成長(売上と利益が毎年大きく伸び続けた)。副次の型: 業績転換。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。