新製品・ヒットCLIP STUDIO PAINT
セルシス
イラスト・マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション収益が積み上がり、株価が約15倍になった。その後も上がり、2026年7月には起点の約22倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
22.3倍
2026年7月
- 10倍に到達
- 2021年7月
- 起点から到達まで
- 約1年3か月
値動き
2020年3月の101円から、2026年7月に2,053円。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は15.3倍で、その後も上がりました。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 101円2020年3月
- 2倍
- 207円2020年6月・起点から約3か月
- 10倍
- 1,032円2021年7月・起点から約1年3か月
- 最高
- 2,053円2026年7月・22.3倍
- いま
- 1,799円2026年10月9日・19.6倍・最高から-12%
何が起きたか
起点の2020年3月は、イラスト・マンガ・アニメ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」とコンテンツ配信を手がける小型のソフト会社だった。利用者の8割超が海外にあり、11言語に対応している。2020年12月期は売上高約64億円、営業利益約8億円だったが、2021年12月期には売上高68.9億円、営業利益13.8億円(約78%増、過去最高)、純利益12.2億円へ伸びた。巣ごもり需要で制作ソフトの利用が広がったことと、海外でのサブスクリプション(月額課金)の拡大が背景にあったとみられる。その後も営業利益は2024年12月期21.5億円、2025年12月期29.7億円と増え、累計出荷は2025年12月に5,957万本、年間経常収益(ARR)は54億円(25.4%増)となった。サブスクの積み上がりが評価され、ピークは2025年1月だった。
上昇を支えた柱
CLIP STUDIO PAINTのサブスクリプションが積み上がり、安定した収益と利益率の改善につながったこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
年間経常収益(ARR)の伸び、買い切り版からサブスクへの移行の進み具合、海外ユーザーの増加が鈍っていないかを決算で確認する。
2倍のころに見えていたサイン
2倍到達(2020年6月)のころの材料は確認できていない。巣ごもり需要で創作ソフトの利用が増えたことが背景とみられるが、会社の開示で裏付けたものではない。
年表
- 株価の起点となる安値(新型コロナ禍の相場急落期)。
- 2021年12月期の営業利益が13.8億円(約78%増、過去最高)となった。
- 年間経常収益(ARR)が32.4億円(27.2%増)になった。
- DBのピーク(起点から15.3倍)。
- 累計出荷5,957万本(26.5%増)、ARRは54億円(25.4%増)に拡大した。買い切り版はメジャーバージョンアップに合わせて最大8%値上げされた。
- 上場来高値2,114円(7月10日)を付けたとされる。DBのピークより後の日付。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2020年12月期概数(EDINET DBの億円表示)。検索結果の要約には税前利益7.48億円・最終赤字4.75億円という別の数字があり、整合しないため扱いに注意 | 64億円 | 8億円 |
| 2021年12月期純利益12.2億円 | 68.9億円 | 13.8億円 |
| 2023年12月期 | 80.9億円 | 13.5億円 |
| 2024年12月期 | 82億円 | 21.5億円 |
| 2025年12月期2021年12月期以降の数字は松井証券の決算推移による | 94.7億円 | 29.7億円 |
ピークのあと
DBのピーク(2025年1月)の後にも上場来高値が出ており、2026年7月10日に2,114円を付けたとされる。DBのピーク15.3倍より高い値であり、DBの値動きの計算に誤りがある可能性がある。業績は2025年12月期に売上高94.7億円・営業利益29.7億円となり、第1四半期には売上高24.0億円・営業利益7.6億円と過去最高を更新したと報じられている。
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 62億円
- 起点から2倍まで
- 66営業日
- 起点から10倍まで
- 322営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | 当てはまる |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | 当てはまる |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | — |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | 当てはまる |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
型: 新製品・ヒット(1つの製品や承認が評価を一変させた)。副次の型: 高成長。 背景の確からしさ: 低(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。