構造変化テーマAIデータセンター

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3905東証グロース · 情報・通信業

SNS解析やAIカメラを手がけていた赤字の小型株が、2024年にAIデータセンター事業への参入を打ち出し、2025年以降はGPUサーバーの大量調達と大口契約で、2回にわたり株価が10倍を超えた。

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起点からの最高倍率

20.6倍

2026年5月

10倍に到達
2024年4月
起点から到達まで
約4年

値動き

2020年3月の298円から、2026年5月に6,140円。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は10.5倍で、その後も上がりました。

1倍2倍3倍5倍10倍20倍202120222023202420252026起点2倍10倍2回目の10倍・最高いま
1倍2倍5倍10倍20倍202120232025起点2倍10倍2回目の10倍・最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
298円2020年3月
2倍
645円2020年5月・起点から約2か月
10倍
3,140円2024年4月・起点から約4年
最高
6,140円2026年5月・20.6倍
いま
1,715円2026年10月9日・5.8倍・最高から-72%

何が起きたか

起点の2020年3月は相場急落の安値で、SNSのビッグデータ解析やAIカメラによる店舗分析を手がける小型のIT企業だった。2024年4月9日に先端AIデータイノベーション研究所を設立し、12日にはSuper Micro Computerと、AIサーバーのR&Dやデータセンター運営を中心に提携協議を進めると発表して、AIデータセンター参入を材料に株価が急騰した。2025年2月6日に英CUDO Venturesと業務提携し、7月4日にNVIDIA B200 GPU 5,000個(約392億円)の調達を、7月10日には年間約1.35億米ドル・3年間の大口契約を発表した。2026年3月期は営業利益35.4億円で黒字転換し、2027年3月期は売上高1,622億円、営業利益248億円を会社が予想して、5月18日にストップ高となった。

上昇を支えた柱

AIデータセンター向けのGPU計算基盤の提供という新事業が、売上高336億円(2026年3月期)から1,622億円(2027年3月期予想)へ急拡大する期待が市場で評価されたこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

GPUサーバー調達の借入・増資・新株予約権による資金負担と希薄化、営業キャッシュフローの赤字(2026年3月期は49億円の赤字)、大口契約の売上計上が会社予想どおり進むかを、四半期決算で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍到達(2025年6月)の直前に、2025年2月6日の英CUDO Venturesとの業務提携と、6月3日のCUDO Venturesの子会社化が発表されていた。AIデータセンター事業を実際の海外事業者と組んで進める動きとして外から見えていた。

年表

  1. 先端AIデータイノベーション研究所を設立(4月9日)し、Super Micro Computerとの提携協議を発表(4月12日)。AIデータセンター参入が材料となった。
  2. 英CUDO Venturesと業務提携(2月6日)。
  3. CUDO Venturesを子会社化(6月3日)。
  4. NVIDIA B200 GPU 5,000個を搭載したサーバー625台を約392億円で調達(7月4日)。年間約1.35億米ドルの大口利用契約を締結(7月10日)。株価は年初の約700円から4,320円まで上昇した。
  5. NVIDIA B300搭載サーバー635台(GPU 5,080個)を約509億円で取得すると発表(5月7日)。2026年3月期は営業利益35.4億円で黒字転換(5月15日)。18日にストップ高、22日に4,800円と上場来高値を更新した。

業績

期売上高営業利益
2024年3月期売上高は2025年3月期の前期比15.9%増から逆算した概算。営業損益は未確認19億円—
2025年3月期純損失は13億円22億円-2億円
2026年3月期AIデータセンター事業(GPUサーバー)の売上計上で急増。純利益28.0億円。営業キャッシュフローは49億円の赤字336億円35.4億円
2027年3月期(会社予想)会社予想。純利益は87.0億円1,621.9億円248.2億円

2回目の10倍

2025年2月の603円を新たな起点に、2026年5月に6,140円で ふたたび10倍に届きました(約1年3か月)。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
223億円
起点から2倍まで
44営業日
起点から10倍まで
996営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内当てはまる
急騰直近20日の上昇率が51%超当てはまる
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上—

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. 投資ブログ(tousaiblog): データセクション株はなぜ急騰したか
  2. 藍澤証券: データセクション 新たな成長フェーズ入り(2025-09-16)
  3. 財経新聞: データセクションが上場来高値更新(2026-05-24)
  4. edinetdb: データセクション FY2024決算概要
  5. TDnet: データセクション GPUサーバー調達(2025-07-04)

型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 思惑・資本政策、業績転換。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。