高成長半導体向け高純度材料
トリケミカル研究所
半導体製造用の高純度化合物の需要で利益が伸び続け、2012年8月の安値から約23倍まで上昇した。その後も上がり、2024年3月には起点の約148倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
148倍
2024年3月
- 10倍に到達
- 2016年4月
- 起点から到達まで
- 約3年8か月
値動き
2012年8月の37円から、2024年3月に4,975円。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は23.1倍で、その後も上がりました。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 37円2012年8月
- 2倍
- 77.2円2013年5月・起点から約9か月
- 10倍
- 372円2016年4月・起点から約3年8か月
- 最高
- 4,975円2024年3月・148倍
- いま
- 3,465円2026年10月9日・105倍・最高から-29%
何が起きたか
起点の2012年8月ごろの同社は、半導体の薄膜形成(CVD)などに使う高純度化学化合物を多品種少量で作る山梨の化学メーカーで、2013年1月期は売上高32.2億円・営業利益0.4億円と業績が落ち込んでいた。その後は営業利益が2015年1月期3.5億円、2016年1月期7.2億円、2017年1月期9.8億円、2018年1月期16.0億円と毎期増えた。2016年3月には、1月期の経常利益が前期比62.7%増の6.9億円となり翌期も51.5%増を見込む決算を受けて2日連続でストップ高になった。大手が参入しにくいニッチ品を押さえることで、スマートフォン向け先端半導体用材料の需要を取り込んだ。2018年1月には東証一部へ移った。
上昇を支えた柱
先端半導体向けの高純度化合物の売上拡大と、それに伴う営業利益の連続増益。
柱が折れる兆しとして見るもの
半導体メーカーの設備投資や在庫調整で売上が落ちていないか、営業利益率が保たれているかを四半期決算で確認する。
2倍のころに見えていたサイン
2013年5月の2倍到達のころは、2013年1月期に営業利益が87.8%減の0.4億円まで落ちた直後で、会社は2014年1月期に営業利益1.3億円(約3.3倍)を見込んでいた。回復の兆しは業績予想にとどまり、実績で確認できたのは後のことだった。
年表
- 2013年1月期は売上高32.2億円(前期比19.6%減)、営業利益0.4億円(同87.8%減)。2014年1月期は営業利益1.3億円を見込む。
- 2015年1月期の営業利益が3.5億円に増加。
- 2016年1月期決算を発表。経常利益は前期比62.7%増の6.9億円で、翌期は51.5%増の10.5億円を見込み、増配も発表。2日連続でストップ高。
- 東証一部へ市場変更。
- 2019年1月期は売上高77.9億円、営業利益21.5億円。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2013年1月期 | 32.2億円 | 0.4億円 |
| 2016年1月期 | 49.6億円 | 7.2億円 |
| 2017年1月期 | 54.7億円 | 9.8億円 |
| 2018年1月期 | 64.5億円 | 16億円 |
| 2019年1月期 | 77.9億円 | 21.5億円 |
ピークのあと
ピーク(2017年5月31日)後も2018年1月期・2019年1月期と増収増益が続き、2019年1月期は売上高77.9億円・営業利益21.5億円だった。2024年1月期は売上高が112億円まで落ち込んだが、2025年1月期は189億円・営業利益52.6億円に回復し、2026年1月期の売上高は238.8億円。2027年1月期の会社予想は売上高295億円・営業利益74.5億円。
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 25億円
- 起点から2倍まで
- 188営業日
- 起点から10倍まで
- 900営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | 当てはまる |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | — |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | — |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | 当てはまる |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
- トリケミカル研究所 決算推移(IRBANK)
- やはり上げてきた! トリケミカル研究所(4369)の株価急騰の最前線!(株価アルゴリズム公式ブログ)
- トリケミカル研究所 IRニュース
- トリケミカル研究所(Wikipedia)
型: 高成長(売上と利益が毎年大きく伸び続けた)。副次の型: 構造変化テーマ。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。