新製品・ヒット再生医療・SB623の臨床試験

サンバイオ

4592東証グロース · 医薬品

再生細胞医薬品SB623の外傷性脳損傷の試験成功を受けて株価が急騰し、最高で約17倍になった。

物語を読む

起点からの最高倍率

17.0倍

2019年1月

10倍に到達
2018年11月
起点から到達まで
約2年8か月

値動き

2016年2月の690円から、2019年1月に11,710円。

1倍2倍3倍5倍10倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
1倍2倍3倍5倍10倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

物語を読む
起点(安値)
690円2016年2月
2倍
1,470円2016年3月・起点から約1か月
10倍
7,090円2018年11月・起点から約2年8か月
最高
11,710円2019年1月・17.0倍
いま
1,019円2026年10月9日・1.5倍・最高から-91%

何が起きたか

起点の2016年2月は上場の直後にあたり、中枢神経の疾患を対象に再生細胞医薬品SB623を開発するバイオ企業だった。2016年にSB623の外傷性脳損傷(TBI)の臨床試験が日本で承認され、12月に156人規模の第2相試験が始まった。2018年11月1日に日米の第2相試験(STEMTRA)で主要評価項目を達成したと発表し、24週時点の運動機能の改善が投与群8.7点、対照群2.4点だった。株価は連日のストップ高となり、11月6日には6,090円、時価総額は3,000億円台でマザーズ市場2位になった。会社は2020年1月期中の国内承認申請を目指す計画も示した。

上昇を支えた柱

SB623の外傷性脳損傷の試験成功と、国内での承認申請への期待。

柱が折れる兆しとして見るもの

臨床試験の主要評価項目を達成できたか、承認申請のスケジュールに遅れがないかを開示で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍到達(2016年3月)は上場直後で、個別の材料は出典で確認できなかった。事業面では、2016年中にTBIの臨床試験の承認と第2相試験の開始があった。

年表

  1. 上場直後に2倍に到達(24日)。
  2. TBIを対象とした第2相試験(156人規模)を開始。
  3. 1日に日米第2相試験で主要評価項目の達成を発表。6日まで3連続ストップ高。7日に10倍に到達。
  4. 29日に株価がピーク。慢性期脳梗塞の米国試験で主要評価項目未達の速報。

業績

期売上高営業利益
2018年1月期以降売上高・営業利益は出典で確認できなかった(開発段階のバイオ企業で、利益よりも治験結果が株価材料だったとみられる)——
2020年1月期(計画)国内での承認申請を目指す計画(2018年11月時点)——

ピークのあと

2019年1月に株価は上場来高値の12,730円をつけた直後、大日本住友製薬と共同開発する慢性期脳梗塞向けSB623の米国後期第2相試験で、有効性の主要評価項目を達成できなかったとの速報結果が出て、株価は最大で約8割下落したとされる(通称「サンバイオショック」)。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
1,216億円
起点から2倍まで
28営業日
起点から10倍まで
693営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内当てはまる
急騰直近20日の上昇率が51%超当てはまる
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上—

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. 株探: サンバイオ 3連続ストップ高(2018年11月6日)
  2. 東洋経済オンライン: サンバイオの記事
  3. ダイヤモンド・オンライン: サンバイオの記事

型: 新製品・ヒット(1つの製品や承認が評価を一変させた)。副次の型: 思惑・資本政策。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。