構造変化テーマAIデータセンター

SWCC

5805東証プライム · 非鉄金属

電力インフラ更新と通信ケーブルの需要拡大で営業利益が約3.5倍(2022年3月期76億円から2026年3月期273億円)に伸び、増配も重なって約5年で株価が約15倍になった。

物語を読む

起点からの最高倍率

14.7倍

2026年5月

10倍に到達
2026年2月
起点から到達まで
約4年8か月

値動き

2021年5月の1,478円から、2026年5月に19,030円。

1倍2倍3倍5倍10倍20222023202420252026分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍3倍5倍10倍202220242026分割起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

物語を読む
起点(安値)
1,478円2021年5月
2倍
2,754円2023年12月・起点から約2年7か月
10倍
13,230円2026年2月・起点から約4年8か月
最高
19,030円2026年5月・14.7倍
いま
2,844円2026年10月9日・11.6倍・最高から-21%・分割後の値

何が起きたか

起点の2021年5月は、電力ケーブルと通信ケーブルを手がける電線メーカーで、2021年3月期は売上高1,617億円・営業利益76億円と利益率の低い会社だった。その後、電力インフラ向けと通信ケーブル向けが伸び、2025年3月にはTOTOKUがグループ会社になって規模が拡大した。2026年3月期は売上高2,777億円・営業利益273億円と、売上・利益ともに過去5年の最高を更新した。1株配当も2023年3月期の60円から2026年3月期の223円へ増え、株主還元の面でも評価が変わったとみられる。ハイパースケールデータセンター向けの配線材(e-Ribbon)の採用拡大が成長期待の中心になっており、2026年8月には2027年3月期の営業利益予想を331億円から365億円へ引き上げた。

上昇を支えた柱

電力インフラ向けケーブルと通信ケーブルの需要拡大に、データセンター向け配線材の期待が重なり、売上と利益が毎期伸び続けたこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

電力インフラ投資とデータセンター設備投資の勢いが鈍らないか、また銅価格の上昇が売上を押し上げている面があるため、営業利益率が銅価格に左右されていないかを、四半期決算の営業利益率と受注の推移で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍に届いた2023年12月ごろの具体的な材料は確認できなかった。ただし、2023年3月期から2024年3月期にかけて1株配当が60円から90円へ増え、中期経営計画のローリングプラン2024を2024年5月に策定するなど、株主還元と収益拡大の方針は外から見えていた。

年表

  1. 株価が起点の安値を付けた(2021年3月期は売上高1,617億円・営業利益76億円)。
  2. 2023年3月期決算を発表。売上高2,091億円・営業利益105億円。1株配当は60円。
  3. 2024年3月期決算と中期経営計画『Change & Growth SWCC 2026』のローリングプラン2024を発表。1株配当は90円に増えた。
  4. TOTOKUがグループ会社となった。
  5. 2025年3月期決算。売上高2,379億円・営業利益209億円で、1株配当は136円。
  6. 2026年3月期決算(5月14日開示)。売上高2,777億円・営業利益273億円で、1株配当は223円。ピークは5月13日。
  7. 第1四半期決算で2027年3月期の営業利益予想を331億円から365億円へ上方修正した。

業績

期売上高営業利益
2022年3月期edinetdbの年度別一覧による1,992億円100億円
2024年3月期同上2,139億円128億円
2025年3月期同上。TOTOKUがグループ入りした年度2,379億円209億円
2026年3月期売上高は前期比16.8%増、営業利益は30.5%増。銅価格の上昇も売上を押し上げた2,777億円273億円

ピークのあと

ピーク(2026年5月13日)の後、2026年8月の第1四半期決算で、各製品の拡販と収益性改善が想定より順調だとして2027年3月期の営業利益予想を331億円から365億円へ上方修正した。株価のピーク後の推移は確認できなかった。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
759億円
起点から2倍まで
640営業日
起点から10倍まで
1161営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上—

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. edinetdb: SWCC 年度別業績
  2. JPX: SWCC 決算短信(2026年5月14日開示)
  3. JPX: SWCC 決算短信(2024年5月)
  4. 株主還元・配当の推移(strainer)

型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 業績転換。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。