構造変化テーマAIデータセンター
古河電気工業
生成AIによるデータセンター投資で光ファイバ・光デバイスの需要が急増し、営業利益が2024年3月期の112億円から2026年3月期の638億円へ伸びて、約4年で株価が約33倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
32.7倍
2026年5月
- 10倍に到達
- 2026年2月
- 起点から到達まで
- 約3年11か月
値動き
2022年3月の2,052円から、2026年5月に60,140円。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 2,052円2022年3月
- 2倍
- 4,092円2024年5月・起点から約2年2か月
- 10倍
- 21,500円2026年2月・起点から約3年11か月
- 最高
- 60,140円2026年5月・32.7倍
- いま
- 4,084円2026年10月9日・22.3倍・最高から-32%・分割後の値
何が起きたか
起点の2022年3月は、電線・自動車部品・光ファイバなどを手がける売上1兆円規模の老舗メーカーで、2023年3月期は売上高約1兆400億円・営業利益約150億円、2024年3月期は営業利益112億円と利益率は1%台だった。その後、AIデータセンター向けの光ファイバ・光デバイスの需要が急増し、2025年3月期は営業利益470億円、2026年3月期は売上高1兆3,075億円・営業利益638億円(前期比35.8%増)と、全セグメントで増収増益になった。2026年3月期の通期予想は売上高1兆2,000億円から1兆3,000億円へ、営業利益530億円から560億円へ引き上げられ、年間配当予想も120円から160円へ増えた。2026年5月の中期経営計画では3年間で5,300億円の設備投資を行い光ファイバ生産能力を3倍にする方針を示し、2025年末から半年足らずで株価が約6倍になった。
上昇を支えた柱
AIデータセンター向けの光ファイバ・光デバイスの需要が強く、全セグメントで増収増益が続いて利益が急伸したこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
ハイパースケーラーのデータセンター投資の見直しや、光ファイバの需給の緩み、競合の増産を、四半期決算の営業利益率と光ファイバ関連の受注・稼働状況で確認する。
2倍のころに見えていたサイン
2倍に届いた2024年5月ごろの具体的な材料は確認できなかった。ただし2024年3月期の営業利益112億円が翌期に470億円へ伸びており、AI関連の需要が業績に出始める転換点は2024年度に外からも見えたとみられる。
年表
- 株価が起点の安値を付けた。
- 2024年3月期決算。営業利益は112億円と低水準だった。株価は起点の2倍に到達。
- 2025年3月期決算。売上高1兆2,018億円・営業利益470億円と大幅に改善した。
- 2026年3月期の通期予想を売上高1兆3,000億円・営業利益560億円などへ引き上げた(開示月は未確認、2025年度中)。
- 株価が起点の10倍に到達(2月10日)。
- 2026年3月期決算(売上高1兆3,075億円・営業利益638億円)と中期経営計画を発表。3年間で設備投資5,300億円、光ファイバ生産能力を3倍に。5月26日にピーク。
- 光ファイバ・ローラブルリボンケーブルの生産能力増強(投資額約1,000億円)を発表(8月4日)。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2023年3月期百万円単位の概数を億円に換算 | 1.04兆円 | 150億円 |
| 2024年3月期 | 1.06兆円 | 112億円 |
| 2025年3月期 | 1.2兆円 | 470億円 |
| 2026年3月期売上高は前期比8.8%増、営業利益は35.8%増。全セグメントで増収増益 | 1.31兆円 | 638億円 |
ピークのあと
ピーク(2026年5月26日)の後、2026年8月4日に光ファイバとローラブルリボンケーブルの生産能力を約2倍にする増強(総投資額約1,000億円、米国・ブラジル・日本・インド)を発表した。2027年3月期の見通しは売上高11.7%増、営業利益48.8%増(950億円)。ピーク後の株価の推移は確認できなかった。
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 2,612億円
- 起点から2倍まで
- 533営業日
- 起点から10倍まで
- 960営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | — |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | — |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | — |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | 当てはまる |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 業績転換。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。