高成長IR・SR支援とアクティビスト対応

アイ・アールジャパンホールディングス

6035東証スタンダード · サービス業

上場企業のIR・株主対応を支援する会社が、2020年3月期に大型案件で営業利益を2.5倍に伸ばし、株価が最高で約74倍になった。

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起点からの最高倍率

74.3倍

2021年1月

10倍に到達
2019年5月
起点から到達まで
約3年4か月

値動き

2016年1月の294円から、2021年1月に19,170円。

1倍2倍5倍10倍20倍50倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
1倍2倍5倍10倍50倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
294円2016年1月
2倍
590円2016年9月・起点から約8か月
10倍
2,675円2019年5月・起点から約3年4か月
最高
19,170円2021年1月・74.3倍
いま
741円2026年10月9日・3.4倍・最高から-95%

何が起きたか

起点の2016年1月は、IR・SR(株主対応)のコンサルティングを主力とする売上35億円規模の会社で、営業利益率は2015年3月期の17.1%から2016年3月期の22.5%へ上がっている途中だった。2018年に東証一部へ昇格し、2019年3月期までは売上・営業利益とも着実に伸びる成長株として評価されていたとみられる。転機は2020年3月期で、上場企業の顧客から投資銀行型のPA・FAサービス(M&Aや資本政策の助言)への要望が急速に高まり、大型プロジェクトを多数受託した。IR・SRコンサルティングの売上高は前期比72.1%増の69億円、営業利益は前期の2.5倍の36億円となり、営業利益率は29.7%から47.2%へ跳ね上がった。10倍には2019年5月に到達し、利益が急拡大した後の2021年1月にピークを付けた。

上昇を支えた柱

IR・SR支援で築いた上場企業との関係を土台に、アクティビスト対応や投資銀行型の助言といった高単価の大型案件を受託できるようになったこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

大型案件は単発になりやすいため、IR・SRコンサルティングの売上高と営業利益率が2021年3月期の水準(営業利益率49%)を維持できているかを、四半期決算で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍に到達した2016年9月のころは、営業利益率が2015年3月期の17.1%から2016年3月期の22.5%、2017年3月期の26.3%へ年々上がっており、売上より利益が速く伸びる収益構造が決算から読み取れた。

年表

  1. 株価の起点。IR・SR支援を主力とし、2016年3月期の売上高は34.7億円、営業利益は7.8億円だった。
  2. 株価が起点の2倍に到達。営業利益率は22.5%(2016年3月期)に上昇していた。
  3. 東証一部へ昇格(2018年中)。2019年3月期の売上高は48.3億円、営業利益は14.3億円だった。
  4. 株価が起点の10倍に到達。
  5. 2020年3月期決算を発表。売上高は前期比59.1%増の76億円、営業利益と経常利益はいずれも約2.5倍の36億円、純利益は2.5倍の24億円。
  6. 株価がピーク(起点の約74倍)を付ける。2021年3月期は売上高82.8億円、営業利益40.8億円で最高水準。
  7. 2023年3月期の営業利益は11.2億円に低下し、ピーク期の約3割になった。

業績

期売上高営業利益
2016年3月期営業利益率22.5%34.7億円7.8億円
2019年3月期営業利益率29.7%48.3億円14.3億円
2020年3月期大型のPA・FA案件を多数受託、営業利益は前期の約2.5倍76.8億円36.3億円
2021年3月期営業利益率49.3%で最高82.8億円40.8億円
2023年3月期ピーク期から大幅に減益60.1億円11.2億円

ピークのあと

ピーク後の2022年3月期は売上高84.0億円、営業利益34.9億円と減益になり、2023年3月期は売上高60.1億円、営業利益11.2億円まで落ちた。大型案件が剥落したためとみられる。2023年には元副社長が金融商品取引法違反(取引推奨)の疑いで逮捕され、後に有罪判決を受けたと報じられている。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
104億円
起点から2倍まで
166営業日
起点から10倍まで
839営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. IRBANK: アイ・アールジャパンHD 売上高と営業利益の推移
  2. 日本経済新聞: アイ・アールジャパンHDの20年3月期、純利益2.5倍24億円
  3. アイ・アールジャパンHD 決算説明会資料 2020年3月期
  4. MONEYPOST: アイ・アールジャパンHDの事業と業績
  5. Wikipedia: アイ・アール ジャパンホールディングス

型: 高成長(売上と利益が毎年大きく伸び続けた)。副次の型: 構造変化テーマ。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。