業績転換国土強靱化・道路老朽化
ヤマックス
コンクリート二次製品の中堅メーカーが、2024年3月期に営業利益を前期の約2.2倍へ伸ばし、株価が約17.3倍になった。その後も上がり、2025年9月には起点の約21倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
20.6倍
2025年9月
- 10倍に到達
- 2023年12月
- 起点から到達まで
- 約3年8か月
値動き
2020年3月の130円から、2025年9月に2,203円。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は17.3倍で、その後も上がりました。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 130円2020年3月
- 2倍
- 255円2020年5月・起点から約2か月
- 10倍
- 1,202円2023年12月・起点から約3年8か月
- 最高
- 2,203円2025年9月・20.6倍
- いま
- 1,287円2026年10月9日・12.5倍・最高から-39%
何が起きたか
起点の2020年3月は、コロナ禍で市場全体が急落した時期と重なり、同年5月の2倍到達も急落後の反発の中だった。ヤマックスは土木用・建築用のコンクリート二次製品の製造販売に木造住宅や不動産事業を持つ会社で、営業利益は2014年3月期以降、年4〜6億円台で横ばいが続いていた。転機は2023年度で、2023年3月期の営業利益8.3億円から、2024年3月期は18.2億円へ約2.2倍になった。2023年11月に営業利益予想を10億円から15億円へ、2024年2月に18億円へ引き上げており、国土強靱化関連の需要増と、販売量の確保・製造効率化による収益性の向上が背景とされる。株価は2023年に年初の430円から12月19日に1,225円まで上がり、10倍は2023年12月に到達した。
上昇を支えた柱
国土強靱化や道路老朽化に関連する公共工事向け需要の増加で、横ばいだった営業利益が2年で3倍超に増えたこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
公共工事の予算動向と製品価格・原材料費の動き、受注残の減少を、決算短信と四半期の進ちょくで確認する。
年表
- 株価の起点。市場全体が急落していた時期で、2021年3月期の営業利益は6.4億円だった。
- 株価が起点の2倍に到達。市場の反発局面でもあった。
- 2023年3月期決算を発表。売上高180.3億円、営業利益8.3億円。
- 9日、2024年3月期の営業利益予想を10億円から15億円に上方修正。
- 株価が起点の10倍に到達。19日に年初来高値1,225円を付けた。
- 8日、営業利益予想を18億円にさらに上方修正。
- 1日にピーク(起点の約17.3倍)。2024年3月期の営業利益は18.2億円で前期の約2.2倍。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | 157.7億円 | 5.4億円 |
| 2023年3月期 | 180.3億円 | 8.3億円 |
| 2024年3月期予想を2回上方修正、営業利益は前期の約2.2倍 | 208.1億円 | 18.2億円 |
| 2025年3月期 | 234.7億円 | 27.4億円 |
| 2026年3月期 | 261.5億円 | 29.2億円 |
ピークのあと
ピークは2024年4月1日で、その後も2025年3月期の営業利益は27.4億円、2026年3月期は29.2億円と伸びた。2027年3月期の会社予想は売上239億円、営業利益27.9億円と、小幅な減収減益になっている。ピーク後の株価の推移は確認できていない。
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 24億円
- 起点から2倍まで
- 46営業日
- 起点から10倍まで
- 917営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | 当てはまる |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | 当てはまる |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | 当てはまる |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | 当てはまる |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
型: 業績転換(赤字や低収益から、利益率が大きく改善した)。副次の型: 構造変化テーマ。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。