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サンコール

5985東証スタンダード · 金属製品

自動車用ばねが主力の部品メーカーが、HDD向け事業から撤退して黒字化し、データセンター向け光コネクタが伸びたことで、2025年1月の安値から約1年半で株価が10倍超になった。

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起点からの最高倍率

12.3倍

2026年10月

10倍に到達
2026年8月
起点から到達まで
約1年7か月

値動き

2025年1月の240円から、2026年10月に2,877円。

1倍2倍3倍5倍10倍2026起点2倍10倍最高いま
1倍2倍3倍5倍10倍2026起点2倍10倍最高・いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
240円2025年1月
2倍
522円2025年8月・起点から約6か月
10倍
2,434円2026年8月・起点から約1年7か月
最高
2,877円2026年10月・12.3倍
いま
2,553円2026年10月9日・10.9倍・最高から-11%

何が起きたか

起点の2025年1月は、車載ばねとHDD用サスペンションが主力で、2024年3月期に営業赤字(約35億円)を出した後、2025年3月期に営業利益34億円へ戻した直後だった。その後、HDD用サスペンション事業から撤退して固定費を減らす一方、光通信用コネクタがデータセンター向けに伸びた。2025年8月12日に2026年3月期の営業利益予想を25億円から47億円へ引き上げると、大量の買い注文が入った。2026年3月期の営業利益は約71億円と前期の約2倍になり、日本経済新聞は2026年3月に「車部品からデータセンター銘柄に転身」し株価が夏から5倍になったと報じた。2026年8月には2027年3月期の営業利益予想を85億円へ引き上げ、通信関連の売上は前期比52%増の106億円を見込んでいる。

上昇を支えた柱

データセンター向け光通信コネクタの売上が大きく伸び、不採算のHDD事業の撤退と合わせて利益が増えたこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

通信関連製品の四半期売上の伸び、データセンター向け設備投資の減速、車載ばねの採算を決算ごとに確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2025年7月31日にデータセンター向け光デバイス関連として物色が強まり、8月12日に2026年3月期の営業利益予想を25億円から47億円へ大幅に上方修正した。これが2倍到達の日にあたる。

年表

  1. 2025年7月31日、データセンター向け光デバイス関連として株価が上昇加速。
  2. 2025年8月12日、2026年3月期の営業利益予想を25億円から47億円へ上方修正し、大量の買い注文が入った。
  3. 2026年3月期第3四半期の累計営業利益は約56億円(前年同期比約2.7倍)。光コネクタは63%増と伝えられた。
  4. 2026年3月10日に米国の光コネクタ事業(Senco Advance)を取得。10〜11日で株価が約4割上昇し、上場来高値の2,200円を付けた。
  5. 2026年3月期決算。売上高522億円、営業利益71億円で、HDD事業撤退により減収増益。
  6. 光コネクタの中国での生産能力増強計画が報じられた。
  7. 8月7日に第1四半期決算と2027年3月期予想の上方修正(営業利益58億円から85億円)を発表。8月18日に起点の10倍へ到達。

業績

期売上高営業利益
2023年3月期起点前の低収益期534億円3億円
2024年3月期営業赤字515億円-35.4億円
2025年3月期黒字転換639億円34.4億円
2026年3月期HDD用サスペンション事業の撤退で減収、営業利益は約2倍522億円71.3億円
2027年3月期(会社予想)2026年8月7日の修正後560億円85億円

ピークのあと

ピークは2026年10月7日(2,877円前後)。10月9日は2,580円で、ピークから1割ほど下がっている。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
141億円
起点から2倍まで
140営業日
起点から10倍まで
387営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超当てはまる
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. 日本経済新聞: サンコール、車部品からデータセンター銘柄に転身
  2. 株探: サンコールに大量の買い注文、業績大幅増額がサプライズに(2025-08-12)
  3. note: サンコール分析
  4. SBI証券: 2026年株価上昇基調!だけど割安感強い5銘柄
  5. 松井証券: サンコール 決算
  6. マネックス証券 銘柄スカウター: サンコール

型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 業績転換。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。