高成長M&A仲介

クオンツ総研ホールディングス

9552東証プライム · サービス業

2022年6月に上場したM&A仲介会社(旧M&A総合研究所)が、アドバイザーの急増で売上を2年で約4倍にし、約1年半で株価が10倍を超えた。

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起点からの最高倍率

11.4倍

2024年3月

10倍に到達
2024年2月
起点から到達まで
約1年7か月

値動き

2022年7月の1,929円から、2024年3月に7,310円(途中で株式分割あり)。

1倍2倍3倍5倍10倍2023202420252026分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍3倍5倍10倍20232025分割起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
1,929円2022年7月
2倍
4,065円2022年8月・起点から約1か月
10倍
6,490円2024年2月・起点から約1年7か月・分割後の値
最高
7,310円2024年3月・11.4倍・分割後の値
いま
1,125円2026年10月9日・1.8倍・最高から-85%・分割後の値

何が起きたか

起点の2022年7月は、設立から4年弱のM&A総合研究所が東証グロースに上場した直後で、AIを使った買い手探しと平均約6カ月の短い成約期間を売りにする新興の仲介会社だった。2022年9月期の売上高は約39億円(前期比約2.9倍)だったが、会社予想の223億円に対しては大きく下回る水準で、大型案件の計上時期に業績が左右される面があった。その後、アドバイザーを2023年3月期末の115人から2024年3月期末に242人へ倍増させ、2023年9月期の売上高は86億円(前期比2.2倍)、営業利益は46億円(営業利益率53%)となった。2024年9月期の第2四半期累計(2023年10月〜2024年3月)も売上高85億円、営業利益49億円と前年同期の約2.2倍で、利益を伴う高成長が評価されて10倍に到達したとみられる。

上昇を支えた柱

M&Aアドバイザーの大幅な増員が成約件数と売上の伸びに直結し、営業利益率50%超という高い収益性が保たれたこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

アドバイザー1人あたりの成約件数と営業利益率の低下、アドバイザーの採用・定着のペース鈍化を、四半期決算の売上高と営業利益の伸び率で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍到達(2022年8月)の直接の材料は確認できなかった。ただし2021年9月期に売上が急拡大し、設立から2022年3月までの累計成約件数は65件、成約までの平均期間は6.2カ月と業界平均の約1年より短いことが上場時の説明資料で示されていた。

年表

  1. 東証グロースに上場(M&A総合研究所)。
  2. 持株会社体制へ移行し、M&A総研ホールディングスに商号変更。仲介事業は新設分割で子会社のM&A総合研究所に承継した。
  3. 東証プライム市場へ市場区分を変更したと伝えられる。
  4. 2023年9月期決算を発表。売上高86億円(前期比120.9%増)、営業利益46億円で過去最高。
  5. 2024年9月期第2四半期累計の売上高85.3億円(前年同期比120.1%増)、営業利益49.4億円を発表。アドバイザーは242人に増えた。
  6. 2025年9月期決算で営業利益が前期比43.2%減となったとみられる(売上高166億円は横ばい)。
  7. 上限38億円(430万株)の自社株買いを発表し、株価はストップ高の716円で買い気配となった。

業績

期売上高営業利益
2022年9月期売上高は前期比194.5%増。営業利益は未確認(純利益は13億円)39億円—
2023年9月期営業利益率53%86.4億円45.8億円
2024年9月期営業利益率は約51%165.5億円84.1億円
2025年9月期営業利益は前期比43.2%減166億円47.8億円
2026年3月期(半期)6カ月分。通期ではない103億円30.2億円

ピークのあと

ピーク(2024年3月12日)後の2025年9月期は売上高が166億円とほぼ横ばいで、営業利益は前期比43.2%減の約48億円となり、成長が止まった。2026年5月には上限38億円・430万株の自社株買いを発表し、株価はストップ高の716円で買い気配となった。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
723億円
起点から2倍まで
27営業日
起点から10倍まで
397営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内当てはまる
急騰直近20日の上昇率が51%超当てはまる
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. traders web: クオンツ総研ホールディングス 業績推移
  2. edinetdb: クオンツ総研HD FY2023決算概要
  3. edinetdb: クオンツ総研HD FY2022決算概要
  4. M&A総合研究所(9552)の調査レポート
  5. TDnet: M&A総研HD 2024年9月期 第2四半期決算短信

型: 高成長(売上と利益が毎年大きく伸び続けた)。 背景の確からしさ: 低(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。