構造変化テーマAI半導体

SCREENホールディングス

7735東証プライム · 電気機器

世界首位の半導体ウエハ洗浄装置メーカーが、AIや先端ロジック向けの半導体投資拡大を受けて最高益を更新し続け、2019年の安値から最高で約24倍になった。

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起点からの最高倍率

24.2倍

2026年7月

10倍に到達
2024年2月
起点から到達まで
約4年8か月

値動き

2019年6月の3,595円から、2026年7月に18,940円(途中で株式分割あり)。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は12.1倍で、その後も上がりました。

1倍2倍3倍5倍10倍20倍2020202220242026分割分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍5倍10倍20倍2020202220242026分割分割起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
3,595円2019年6月
2倍
7,200円2019年10月・起点から約4か月
10倍
16,770円2024年2月・起点から約4年8か月・分割後の値
最高
18,940円2026年7月・24.2倍・分割後の値
いま
16,615円2026年10月9日・21.3倍・最高から-12%・分割後の値

何が起きたか

起点の2019年6月は、半導体市況の悪化局面で、同社は半導体ウエハ洗浄装置で世界首位ながら、半導体・液晶製造装置全体の景気循環に左右される会社だった。その後は2023年5月に上場来高値を更新し、2023年10月31日の第2四半期決算で2024年3月期の売上高目標を5,000億円以上、営業利益率を17%以上に引き上げて、半導体銘柄の中でも際立つ上方修正と受け止められた。2024年3月期の売上高は5,049億円、営業利益は942億円(営業利益率18.6%)で、2023年3月期の4,608億円・765億円から大きく伸びた。2024年2月22日には証券会社の目標株価引き上げなどで前日比10.16%高の19,895円となり、3月6日にピークを付けた。AI向け半導体投資の拡大への期待が株価を押し上げたとみられる。

上昇を支えた柱

AI向け先端ロジックやHBM向けの半導体投資拡大を背景に、洗浄装置の世界首位として受注と営業利益率が高水準で推移したこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

半導体メーカーの設備投資計画の削減、AI向け投資の持続性への疑い、中国の国産露光装置の動きによる装置メーカー全体への売り、受注残と四半期の営業利益率の低下を決算で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2019年10月の2倍到達のころに外から見えていた具体的なサイン(決算・修正など)は、今回の調査では確認できなかった。

年表

  1. 上場来高値を連日で更新(証券会社の目標株価引き上げで5.8%高)。
  2. 10月31日の第2四半期決算で2024年3月期の目標を引き上げ(売上高5,000億円以上、営業利益率17%以上)。
  3. 2月22日に前日比10.16%高の19,895円。
  4. 3月6日にピーク。2024年3月期は売上高5,049億円、営業利益942億円。
  5. 2025年3月期は売上高6,253億円、営業利益1,357億円(営業利益率21.7%)。
  6. 2027年3月期第1四半期は減収減益。7月28日に株価が10.82%安の14,175円。通期の営業利益予想は1,565億円に引き上げ。

業績

期売上高営業利益
2023年3月期4,608億円765億円
2024年3月期営業利益率18.6%5,049億円942億円
2025年3月期営業利益率21.7%6,253億円1,357億円
2026年3月期2027年3月期予想(売上高7,430億円=前期比22.7%増、営業利益1,565億円=同27.7%増)から逆算した概算6,055億円1,226億円

ピークのあと

ピーク(2024年3月6日)後も2025年3月期は売上高6,253億円(前期比23.8%増)、営業利益1,357億円(同44.1%増)と最高水準を更新した。一方、2026年7月28日には株価が10.82%下落して14,175円となった。中国で国産DUV露光装置の製造が始まったとの報道による装置株全体の売りに加え、2027年3月期第1四半期(4〜6月)が売上高1,218億円(前年同期比10.3%減)、営業利益144億円(同41.1%減)となったことが重なった。会社は通期の営業利益予想を1,565億円に引き上げており、案件の計上時期のずれが理由と説明している。株式分割の有無は未確認のため、ピーク時との比較は示せない。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
3,441億円
起点から2倍まで
92営業日
起点から10倍まで
1145営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. 東西ブログ: SCREENホールディングス下落の理由(2026年7月)
  2. PayPay証券: SCREENホールディングス(2024-08-20)
  3. 松井証券: SCREENホールディングス 決算
  4. OANDA: 日経平均は続伸 SCREENが連日で上場来高値を更新(2023-05)
  5. Yahoo!ファイナンス: SCREENホールディングス 業績

型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 市況循環、業績転換。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。