構造変化テーマAI半導体

キオクシアホールディングス

285A東証プライム · 電気機器

2024年12月の上場後、生成AI向けデータセンターのSSD需要とNAND価格の急騰で業績が赤字から過去最高益へ転じ、約1年半で株価が約70倍になった。

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起点からの最高倍率

69.9倍

2026年6月

10倍に到達
2026年1月
起点から到達まで
約1年

値動き

2024年12月の1,554円から、2026年6月に108,700円。

1倍2倍5倍10倍20倍50倍20252026分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍5倍10倍50倍20252026分割起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
1,554円2024年12月
2倍
3,125円2025年3月・起点から約2か月
10倍
16,500円2026年1月・起点から約1年
最高
108,700円2026年6月・69.9倍
いま
17,560円2026年10月9日・33.9倍・最高から-52%・分割後の値

何が起きたか

起点の2024年12月は、東芝メモリを前身とするNANDフラッシュ専業メーカーが東証プライムに再上場した直後で、2023年度(2024年3月期)は赤字だった。スマートフォンやPC向けの市況低迷から抜け出す途上にあった。その後、データセンター・エンタープライズ向けSSDの販売額が2024年度に前年比約3倍へ伸び、2025年2月には黒字転換の見通しが示されて市場の見方が変わった。2025年後半からはAI向け需要でNAND価格が大きく上昇し、2026年分の生産枠が実質完売とも伝えられ、2026年3月期は売上収益2兆3,376億円・営業利益(Non-GAAP)8,762億円と過去最高を更新した。2026年6月には時価総額が約60兆円に達して東証プライム首位になったと報じられた。

上昇を支えた柱

AI向けデータセンターで大容量SSDの需要が強く、NANDの販売単価と数量がともに伸びて利益率が急上昇したこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

NANDの契約価格の上昇が止まるか下落に転じるか、サムスン電子やSK hynixなど競合の増産、ハイパースケーラーの設備投資計画の変化を、四半期決算の売上総利益率と会社の次四半期ガイダンスで確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2025年2月の第3四半期決算で通期の純利益予想が赤字から黒字(2,540億〜2,680億円)へ転じる見通しが示され、データセンター向けSSDの好調も説明された。同月17日の株価は前日比9%高で上場来高値を更新した。2025年1月には同業サムスン電子の好決算を受けた連想買いもあった。

年表

  1. 東証プライムに上場(2024年12月18日)。公開価格は1,455円、初値は1,440円。
  2. 第3四半期決算で通期の黒字転換見通しを公表。データセンター向けSSD需要の好調を背景に株価は上場来高値を更新した。
  3. 2025年3月期決算を発表(2025年5月15日)。売上高1兆7,065億円(前期比58.5%増)で3年ぶりに黒字転換した。
  4. この頃からNANDフラッシュ価格が大きく上昇したと報じられる(AI向け需要が背景)。
  5. 第3四半期決算で通期見通しを上方修正(売上収益2兆1,797億〜2兆2,697億円、営業利益7,095億〜7,995億円)。2026年分の生産枠がほぼ完売とも報じられた。
  6. 2026年3月期決算を発表。売上収益2兆3,376億円、営業利益(Non-GAAP)8,762億円で2年連続の過去最高。
  7. 6月22日にピークを付け、時価総額は約60兆円で東証プライム首位になったと報じられた。
  8. 10月1日に1株を3株とする株式分割。10月7日にTOPIXの浮動株比率の段階的な引き上げが発表された。

業績

期売上高営業利益
2024年3月期売上高は2025年3月期の前期比58.5%増から逆算した概算。この期は赤字で、営業損益の数値は未確認1.08兆円—
2025年3月期営業利益は IFRS。Non-GAAP 営業利益は約4,530億円(出典により値が割れる)1.71兆円4,517億円
2026年3月期営業利益は IFRS で前期比1.9倍。Non-GAAP 営業利益は8,762億円2.34兆円8,704億円
2027年3月期第1四半期(4〜6月)3カ月分(IFRS)。Non-GAAP 営業利益は1兆3,262億円。3か月で前年度12か月分の売上を上回った1.77兆円1.27兆円

ピークのあと

ピーク(2026年6月22日)の後、2026年7月31日に2027年3月期第1四半期の売上収益1兆7,671億円・営業利益率約72%と過去最高を発表したが、株価は調整に入り、8〜9月には高値の約半分の水準まで下げたと伝えられる。2026年10月1日に1株を3株とする株式分割を実施し、10月7日にはTOPIXの浮動株比率を段階的に引き上げると発表された。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
1.6兆円
起点から2倍まで
52営業日
起点から10倍まで
259営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内当てはまる
急騰直近20日の上昇率が51%超当てはまる
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. EE Times Japan: キオクシア 2026年3月期決算
  2. EE Times Japan: キオクシア 2024年度の業績
  3. PayPay証券: キオクシア +9.02% 黒字転換の見通し(2025-02-17)
  4. キオクシアHD 2025年3月期 決算短信(JPX)
  5. ビジネス+IT: キオクシア 2026年3月期の見通し
  6. マネックス証券: キオクシア株価上昇の理由
  7. マイナビニュース TECH+(キオクシア 2027年3月期第1四半期決算)
  8. 松井証券 キオクシアHD 決算

型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 市況循環、業績転換。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。