構造変化テーマAI半導体

アドバンテスト

6857東証プライム · 電気機器

AI向け半導体の複雑化でSoCテスタの需要が急増し、営業利益が2024年3月期の816億円から2026年3月期の4,991億円へ約6倍に伸びて、起点の2022年9月の安値から約25倍になった。

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起点からの最高倍率

25.5倍

2026年10月

10倍に到達
2025年10月
起点から到達まで
約3年

値動き

2022年9月の6,700円から、2026年10月に41,850円(途中で株式分割あり)。

1倍2倍3倍5倍10倍20倍2023202420252026分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍5倍10倍20倍20232025分割起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
6,700円2022年9月
2倍
14,320円2023年5月・起点から約7か月
10倍
17,890円2025年10月・起点から約3年・分割後の値
最高
41,850円2026年10月・25.5倍・分割後の値
いま
41,510円2026年10月9日・25.3倍・最高から-1%・分割後の値

何が起きたか

起点の2022年9月ごろは、半導体検査装置(テスタ)の世界大手で、2022年3月期の営業利益は1,147億円、2023年3月期は1,677億円と堅調な優良企業だった。2023年5月には生成AIブームでNVIDIAの好決算が出て買われ、23年5カ月ぶりに1999年末の上場来高値を更新した。2024年8月には2025年3月期の営業利益予想を900億円から1,380億円へ上方修正し、理由は生成AI向け半導体が複雑化してSoCテスタの需要が増えたためとした。2025年10月29日には上半期の営業利益が2.5倍となり通期予想を3,740億円へ上方修正、増配と1,500億円規模の自社株買いも出て、株価はストップ高となった。SoCテスタのシェアは推定66%で、2026年3月期は売上1兆1,286億円、営業利益4,991億円(利益率44.2%)に達した。

上昇を支えた柱

AI向け高性能半導体の検査工程で、SoCテスタの世界シェア(推定66%)を握り、需要増がそのまま売上と利益率の上昇になったこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

AI半導体を使うデータセンター投資の減速、NVIDIAなど主要顧客の発注の変化、競合の台頭によるシェア低下を、四半期の受注とテスタ売上、会社ガイダンスで確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍到達の2023年5月は、NVIDIAの好決算(5月下旬)を受けた生成AI需要の高まりが外から見えていた。同年のうちに1999年末の上場来高値を更新した。業績面では2023年3月期の営業利益は1,677億円と増益だったが、翌2024年3月期は816億円へ一度落ち込んでいる。

年表

  1. NVIDIAの好決算など生成AIブームで買われ、2023年中に1999年末の上場来高値を更新した。
  2. 8月1日、2025年3月期の営業利益予想を900億円から1,380億円へ上方修正した。理由は生成AI向け半導体の複雑化によるSoCテスタの需要増。
  3. 5月1日、マイクロソフトやメタの好決算でAI需要の強さが再認識され、株価は+6.89%となった。
  4. 10月29日、2026年3月期の業績予想を売上9,500億円・営業利益3,740億円へ上方修正し、増配と自社株買いを発表。株価は+22.07%の22,120円でストップ高、上場来高値を更新した。なお起点からの10倍到達は10月6日。
  5. 4月27日、2026年3月期決算を発表。売上1兆1,286億円、営業利益4,991億円で過去最高を更新した。
  6. 10月6日に起点からの倍率がピーク(25.5倍)に達した。

業績

期売上高営業利益
2022年3月期4,169億円1,147億円
2023年3月期5,602億円1,677億円
2024年3月期スマートフォン等の需要低迷で一度減益4,865億円816億円
2025年3月期7,797億円2,282億円
2026年3月期営業利益率44.2%。2025年4〜9月は売上5,267億円(+60%)、営業利益2,324億円(2.5倍)1.13兆円4,991億円

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
2.51兆円
起点から2倍まで
153営業日
起点から10倍まで
738営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. PayPay証券: アドバンテスト +22.07% 好決算と上方修正(2025-10-29)
  2. PayPay証券: アドバンテスト 業績予想の上方修正(2024-08-01)
  3. 松井証券: アドバンテスト 決算
  4. Business Insider Japan: アドバンテストとNVIDIA(2023)
  5. モーニングスター: アドバンテスト 決算

型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 高成長。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。