思惑・資本政策ビットコイン保有

イオレ

2334東証グロース · サービス業

従業員向けアプリ中心の赤字小型株が、2025年に暗号資産トレジャリー参入とAIデータセンター事業を打ち出し、8月14日の中期経営計画の公表で株価が年初比約20倍の990円まで急騰した。

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起点からの最高倍率

12.5倍

2025年8月

10倍に到達
2025年8月
起点から到達まで
約2年10か月

値動き

2022年9月の772円から、2025年8月に9,680円。

1倍2倍3倍5倍10倍2023202420252026分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍3倍5倍10倍20232025分割起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
772円2022年9月
2倍
1,562円2023年1月・起点から約3か月
10倍
8,180円2025年8月・起点から約2年10か月
最高
9,680円2025年8月・12.5倍
いま
586円2026年10月9日・7.6倍・最高から-39%・分割後の値

何が起きたか

起点の2022年9月ごろは、メール配信などを手がける東証グロースの小型株で、2025年3月期は売上35.5億円(前期比-7.0%)、営業損失0.2億円と業績は低調だった。2025年3月27日にストップ高(641円)となり、7月7日に暗号資産トレジャリーと暗号資産レンディングへの参入を発表した。8月14日に公表した中期経営計画(2026〜2028年)は、AI関連事業の数字を加えて2028年3月期に売上220億円・営業利益33億円を目指すもので、前回計画比で売上4.5倍・営業利益4倍だった。ここで株価は一時990円となり、年初比で約20倍に達した。

上昇を支えた柱

暗号資産トレジャリーとAIデータセンター事業という新領域への転換を、大型の中期計画で示したこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

新株予約権(MSワラント)の行使による希薄化、ビットコイン価格の下落による評価損、AIデータセンター(GPUサーバー販売)の利益率と継続性を、決算と適時開示で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍到達の2023年1月ごろの具体的な材料は今回の調査では確認できなかった。2025年に入ると、3月27日のストップ高(641円)と7月7日の暗号資産事業参入発表が先行して見えていた。

年表

  1. 3月27日にストップ高(641円、前日比+100円)となった。
  2. 7月7日に暗号資産トレジャリーと暗号資産レンディング事業への参入を発表した。
  3. 8月14日に中期経営計画(2026〜2028年)を公表。2028年3月期に売上220億円・営業利益33億円を目指す。株価は一時990円(年初比約20倍)。25日にピーク。
  4. 10月14日に暗号資産金融事業の戦略発表会を開き、ネオクリプトバンク構想(2027年度公開目標)を発表。ビットコインの買付・保有を開始した。
  5. 12月に約12.4BTCを追加取得し、累計は約101.6BTCとなった。新株予約権の行使進捗に伴う取得とされる。
  6. 1月28日に暗号資産レンディングのサービス提供を開始した。
  7. 2026年3月期決算。売上141.6億円、営業利益2.1億円。AIデータセンター事業が売上の約7割を占めた。

業績

期売上高営業利益
2025年3月期売上は前期比-7.0%35.5億円-0.2億円
2026年3月期初の連結決算。AIデータセンター事業(GPUサーバー販売)が売上101.2億円。暗号資産評価損約6.8億円141.6億円2.1億円
2027年3月期(予想)会社予想。2026年4〜6月期は売上62億円・営業利益1.5億円255.5億円11.4億円

ピークのあと

ピーク(2025年8月25日)の後、2025年10月14日に「ネオクリプトバンク構想」を発表し、10月からビットコインの買付・保有を開始した。2026年1月28日に暗号資産レンディングの提供を始め、2026年3月期末までに168.5BTCを取得した一方、約6.8億円の暗号資産評価損を計上した。2026年4〜6月期は売上62億円・営業利益1.5億円だが、評価損1.3億円で純利益は0.17億円にとどまった。株価の下落幅は未確認。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
64億円
起点から2倍まで
81営業日
起点から10倍まで
713営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満当てはまる
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超当てはまる
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. CoinPost: イオレのビットコイン戦略
  2. EDINET DB: イオレ 有価証券報告書テキスト(FY2026)
  3. イオレ 適時開示(JPX・2025年8月14日関連)
  4. 株探: イオレ(2025-03-27)
  5. Yahoo!ファイナンス: イオレ 決算

型: 思惑・資本政策(業績より、材料・資本政策・需給で株価が動いた)。副次の型: 構造変化テーマ。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。