高成長法人研修の高収益モデル

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研修コンテンツを使い回す高粗利の法人研修会社が、コロナ禍の谷を越えて増収増益を続け、株価が約21倍になった。その後も上がり、2022年11月には起点の約28倍になった。

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起点からの最高倍率

27.6倍

2022年11月

10倍に到達
2019年7月
起点から到達まで
約2年10か月

値動き

2016年9月の65.7円から、2022年11月に1,712円。10倍の判定に使う起点から5年以内の最高は21.0倍で、その後も上がりました。

1倍2倍3倍5倍10倍20倍30倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
1倍2倍5倍10倍20倍20172019202120232025起点2倍10倍最高いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
65.7円2016年9月
2倍
143円2016年12月・起点から約2か月
10倍
638円2019年7月・起点から約2年10か月
最高
1,712円2022年11月・27.6倍
いま
694円2026年10月9日・12.5倍・最高から-55%

何が起きたか

起点の2016年9月は、2016年7月にマザーズへ上場した直後の法人向け研修会社だった。2002年設立で、講師を企業へ派遣する研修を軸に、2009年に公開講座、2014年に学習管理システム(LMS)「Leaf」を始めた。開発した研修コンテンツを講師派遣・公開講座・動画で使い回す仕組みで、講師派遣型研修の売上総利益率は78.3%と高い。2019年9月期は売上高56.1億円(前期比23.6%増)、営業利益13.0億円(39.0%増)で、営業利益率は23.2%だった。コロナ禍の2020年9月期は売上高51.2億円(8.7%減)と一度減収したが、2020年4月に本格化したオンライン研修が受講者を広げ、2021年9月期は売上高75.0億円、営業利益24.0億円と回復した。研修の需要が底堅く、利益率が高いことが評価されたとみられ、ピークは2021年4月だった。

上昇を支えた柱

研修コンテンツを使い回して高い粗利を確保しながら、オンライン研修を加えて受講者数を増やしたこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

営業利益率の低下、講師派遣型研修の売上の伸び、オンライン研修の受講者数が鈍っていないかを決算で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍到達(2016年12月)のころの材料は今回確認できていない。業績面のサインとしては、2020年1月の第1四半期決算で売上高16.3億円(25.6%増)、経常利益4.1億円(32.2%増)と報じられ、製造・IT・建設向けの講師派遣型研修が伸びた。

年表

  1. 東証マザーズに上場。
  2. 東証一部へ市場変更。
  3. 第1四半期の売上高16.3億円(25.6%増)、経常利益4.1億円(32.2%増)が報じられ、株価が上昇した。
  4. 子会社の人事ツール(ジラフ)に関する材料でストップ高(2,185円)となった。
  5. オンライン研修を本格的に開始。2021年2月までに延べ17.8万人が受講した。
  6. 東証プライム市場へ移行。

業績

期売上高営業利益
2019年9月期営業利益率23.2%56.1億円13億円
2020年9月期コロナ禍で減収減益。営業利益は約8億円(39.8%減)の概数51.2億円8億円
2021年9月期75億円24億円
2023年9月期107.8億円39.4億円
2025年9月期営業利益率41.2%。数字は松井証券の決算推移による145.1億円59.8億円

ピークのあと

ピーク(2021年4月)後も増収増益が続き、2022年9月期は売上高94.2億円・営業利益33.7億円、2025年9月期は売上高145.1億円・営業利益59.8億円(営業利益率41.2%)になった。ピーク後の株価の推移は今回確認していない。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
119億円
起点から2倍まで
58営業日
起点から10倍まで
718営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内当てはまる
急騰直近20日の上昇率が51%超当てはまる
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上当てはまる

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. 松井証券: インソース 決算推移
  2. EDINET DB: インソース 沿革
  3. EDINET DB: インソース 決算(FY2020)
  4. 株探: インソース 第1四半期決算(2020-01-28)
  5. 株探: インソース ストップ高(2020-03-25)

型: 高成長(売上と利益が毎年大きく伸び続けた)。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月10日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。