業績転換貨物用エレベーター
守谷輸送機工業
荷物用エレベーター専業が、保守・修理と高付加価値案件の拡大で営業利益を2023年3月期の7.8億円から2026年3月期の60.7億円へ約8倍に伸ばし、株価は起点から約14倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
13.8倍
2026年3月
- 10倍に到達
- 2025年8月
- 起点から到達まで
- 約2年9か月
値動き
2022年10月の486円から、2026年3月に6,430円。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 486円2022年10月
- 2倍
- 985円2023年3月・起点から約5か月
- 10倍
- 4,840円2025年8月・起点から約2年9か月
- 最高
- 6,430円2026年3月・13.8倍
- いま
- 2,298円2026年10月9日・10.1倍・最高から-27%・分割後の値
何が起きたか
起点の2022年10月ごろは、工場・倉庫・物流センター向けの荷物用エレベーターを設計から保守まで手がける中堅メーカーで、2023年3月期の営業利益は7.8億円と低水準だった。その後、新設に加えて保守・修理の取込みが進み、半導体工場・データセンター・冷凍倉庫などの高付加価値案件の需要が伸びた。2024年11月には通期の営業利益予想を27.9億円から36.5億円へ上方修正し、中期経営計画の目標も引き上げた。2026年3月期は売上235.9億円(前期比+21.4%)、営業利益60.7億円(同+48.3%)で、株価は2026年3月2日にピークを付けた。
上昇を支えた柱
保守・修理と高付加価値の新設案件が伸び、売上増を上回るペースで営業利益率が改善したこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
建設工事の遅れによる新設エレベーターの着工台数の減少、受注残の増減、半導体・データセンター向け投資の減速を、四半期決算の受注残と営業利益率で確認する。
2倍のころに見えていたサイン
2倍到達の2023年3月ごろの具体的な材料は今回の調査では確認できなかった。2023年3月期の営業利益(7.8億円)は低水準で、その後2024年3月期(25.9億円)と急回復した。
年表
- 2023年3月期決算。営業利益は7.8億円まで落ち込み、これが業績の底となった。
- 2024年3月期決算。売上175.3億円、営業利益25.9億円と大幅な増益。
- 通期の営業利益予想を27.9億円から36.5億円へ上方修正し、中期経営計画の目標(売上・営業利益)も引き上げた。
- 2025年3月期決算。売上194.4億円、営業利益40.9億円。年間配当を33円から38円へ増額した。
- 2026年3月期中間決算。売上107.8億円(+18.1%)、営業利益25.7億円(+47.1%)、受注残250億円。
- 3月2日に株価がピーク(高値3,230円)を付けた。
- 2026年3月期決算。売上235.9億円、営業利益60.7億円、純利益41.4億円でいずれも増収増益。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | 138.9億円 | 18.2億円 |
| 2023年3月期営業利益の底 | 154.2億円 | 7.8億円 |
| 2024年3月期 | 175.3億円 | 25.9億円 |
| 2025年3月期 | 194.4億円 | 40.9億円 |
| 2026年3月期保守・修理が急伸。新設の売上は微増にとどまった | 235.9億円 | 60.7億円 |
ピークのあと
ピーク(2026年3月2日、高値3,230円)の後、2026年6月17日時点の株価は2,454円と報じられ、ピークから約24%低い水準だった。2026年8月5日にも決算関連の開示がある(内容は未確認)。
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 176億円
- 起点から2倍まで
- 103営業日
- 起点から10倍まで
- 693営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | — |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | — |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | — |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | — |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
- 松井証券: 守谷輸送機工業 決算
- マネックス証券スカウター: 守谷輸送機工業(2026-02-10開示)
- 守谷輸送機工業 適時開示(JPX・2025年5月12日)
- EDINET DB: 守谷輸送機工業 中期経営計画
型: 業績転換(赤字や低収益から、利益率が大きく改善した)。副次の型: 高成長。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。