構造変化テーマ利上げ・銀行

ほくほくフィナンシャルグループ

8377東証プライム · 銀行業

日銀の利上げで貸出金利息が増え、経常利益が2024年3月期の233億円から2026年3月期の808億円へ約3.5倍になり、2021年11月の安値から約4年半で株価が約15倍になった。

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起点からの最高倍率

15.0倍

2026年9月

10倍に到達
2026年5月
起点から到達まで
約4年5か月

値動き

2021年11月の770円から、2026年9月に914円(途中で株式分割あり)。

1倍2倍3倍5倍10倍20222023202420252026分割起点2倍10倍最高いま
1倍2倍3倍5倍10倍202220242026分割起点2倍10倍最高・いま
縦軸は起点の株価を1とした倍率(配当込み・対数目盛り)。週ごとの終値。線に触れると、その週の当時の株価が出ます。

起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる

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起点(安値)
770円2021年11月
2倍
1,461円2023年9月・起点から約1年9か月
10倍
6,801円2026年5月・起点から約4年5か月
最高
914円2026年9月・15.0倍・分割後の値
いま
833円2026年10月9日・13.7倍・最高から-9%・分割後の値

何が起きたか

起点の2021年11月は、北陸銀行と北海道銀行を傘下に持つ地方銀行グループで、超低金利の下で利ざやが薄く、株価も低迷していた。2024年3月に日銀がマイナス金利を解除し、その後の利上げで貸出金利息など資金運用収益が大きく増えた。2024年3月期の経常利益233億円は、2025年3月期に516億円(前期比2.2倍)、2026年3月期に808億円(同56%増)と急伸した。2026年3月期は、北陸と北海道の両地盤の資金需要で貸出金が伸び、株式等売却益や貸倒引当金の戻入益も加わった。2026年5月11日の決算では配当を前期の90円から110円に増やし、2027年3月期の配当予想は150円とし、100億円の自社株買いも打ち出した。銀行株全体が利上げ局面の恩恵を受けるテーマとして買われ、増益幅の大きさが株価を押し上げたとみられる。

上昇を支えた柱

日銀の利上げによる貸出金利息など資金運用収益の増加で、経常利益が数年で3倍超になったこと。

柱が折れる兆しとして見るもの

日銀の利上げの打ち止めや利下げ、貸出金の伸びの鈍化、貸倒引当金の戻入益が終わって与信費用が増えることを、四半期決算の資金運用収益と与信関係費用で確認する。

2倍のころに見えていたサイン

2倍到達(2023年9月)のころの具体的な材料は今回確認できなかった。確認できたのは、2024年3月期の経常利益233億円からの急回復で、その入口は2024年3月の日銀によるマイナス金利解除だった。

年表

  1. 日銀がマイナス金利を解除。2024年3月期の経常利益は233億円。
  2. 2025年3月期決算。経常利益516億円(前期比2.2倍)、純利益391億円。
  3. 2026年3月期の中間決算で、上期の経常利益が前年同期比63%増(7〜9月期は55%増)。
  4. 2026年3月期第3四半期。4〜12月期の経常利益が前年同期比56%増(10〜12月期は42%増)。1月5日の株価は4,640円(年初来安値)。
  5. 2026年3月期の業績予想を上方修正(経常利益720億円から780億円、純利益500億円から560億円)し、配当を90円から110円へ増配すると発表(発表日は未確認で、第3四半期決算の前後とみられる)。
  6. 2026年3月期決算(5月11日)。経常利益808億円(前期比56%増)、純利益589億円。配当110円、2027年3月期の配当予想150円、100億円の自社株買い。
  7. 8月17日に上場来高値8,692円。
  8. 9月30日にピーク。

業績

期売上高営業利益
2024年3月期銀行のため経常収益(売上高欄)・経常利益(営業利益欄)で記載1,901億円233億円
2025年3月期経常収益・経常利益。純利益391億円2,102億円516億円
2026年3月期経常収益・経常利益。純利益589億円2,775億円808億円
2027年3月期(会社予想)経常利益の会社予想(前期比10.2%増)。純利益の予想は620億円。経常収益の予想は未確認—890億円

ピークのあと

ピーク(2026年9月30日)が2026年8月以降のため、ピーク後の動きは確認できていない。上場来高値は8月17日の8,692円とされ、9月18日の株価は8,604円だった。2026年7月の第1四半期決算では2027年3月期の経常利益を890億円(前期比10.2%増)と予想し、増益率は鈍化する見通し。

2倍に届いた時点のデータ

時価総額(概算)
1,666億円
起点から2倍まで
437営業日
起点から10倍まで
1091営業日
値動きの条件基準この銘柄
小型時価総額が83億円未満—
速い安値から2倍まで77営業日以内—
急騰直近20日の上昇率が51%超—
回転浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上—

4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。

出典

  1. IRBANK: ほくほくFG 決算まとめ
  2. ほくほくFG 2026年3月期 決算短信(2026-05-11)
  3. 株探: ほくほくFG 4-12月期(3Q累計)経常が56%増益(2026-01-30)
  4. 株探: ほくほくFG 上期経常が63%増益(2025-11-10)
  5. ほくほくFG 2026年3月期 会社説明会資料(2026-05-26)

型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。副次の型: 業績転換。 背景の確からしさ: 中(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。