構造変化テーマ利上げ・銀行
百十四銀行
日銀の利上げで貸出金利と運用利回りが上がり、経常利益が2025年3月期の約199億円から2026年3月期の約291億円へ増える最高益となって、約5年弱で株価が約12倍になった。
物語を読む起点からの最高倍率
12.3倍
2026年10月
- 10倍に到達
- 2026年7月
- 起点から到達まで
- 約4年7か月
値動き
2021年11月の1,314円から、2026年10月に3,335円(途中で株式分割あり)。
起点から今日まで、スクロールで値動きをたどる
物語を読む- 起点(安値)
- 1,314円2021年11月
- 2倍
- 2,476円2023年9月・起点から約1年9か月
- 10倍
- 2,747円2026年7月・起点から約4年7か月・分割後の値
- 最高
- 3,335円2026年10月・12.3倍・分割後の値
- いま
- 3,040円2026年10月9日・11.2倍・最高から-9%・分割後の値
何が起きたか
起点の2021年11月は、香川県を地盤に岡山・大阪などへ展開する四国第2位の資産規模の地方銀行で、超低金利下で収益が伸びにくく、株価も低迷していた。日銀の政策金利の引き上げが進むなか、2026年3月期は第3四半期までの経常利益が前年同期比34.9%増となり、通期の経常利益は291億円(前期比46.3%増)と、12期ぶりの最高益予想をさらに上方修正した。2026年4月21日には年間配当を216円から234円へ増額修正し、2026年度から2028年度の新中期経営計画も発表している。2027年3月期の経常利益は330億円(13.3%増)を予想している。
上昇を支えた柱
利上げによる貸出金利・有価証券利回りの上昇で資金利益が増え、経常利益が最高益を更新し続けたこと。
柱が折れる兆しとして見るもの
日銀の利上げが止まるか利下げに転じること、貸出金の信用コスト増、保有債券の評価損の拡大を、預貸金利ざやと与信関係費用、四半期の経常利益の進捗で確認する。
2倍のころに見えていたサイン
2倍到達(2023年9月12日)のころの個別材料は出典で確認できなかった。2023年3月期の経常収益は849億円で、この時点では利益が急増する前の段階だった。
年表
- 2026年3月期第3四半期決算。9か月累計の経常利益は211億円(前年同期比34.9%増)。
- 4月21日に2026年3月期の連結経常利益予想を265億円から291億円へ上方修正し、年間配当を216円から234円へ増額修正。
- 2026年3月期決算。経常収益1,086億円、経常利益291億円(前期比46.3%増)の最高益。2027年3月期は経常利益330億円を予想。
- 2026〜2028年度の新中期経営計画を公表。システム投資約200億円と人的資本投資の増額を掲げた。
- 7月27日に年初来高値3,025円。7月に株価は起点の10倍に到達した。
- 10月1日の株価は3,210円。
業績
| 期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2023年3月期銀行のため経常収益・経常利益で記載。経常利益は未確認 | 849億円 | — |
| 2024年3月期経常収益・経常利益で記載。経常利益は未確認 | 821億円 | — |
| 2025年3月期経常収益・経常利益で記載。経常利益は199.1億円 | 900億円 | 199億円 |
| 2026年3月期経常収益・経常利益で記載。経常利益は前期比46.3%増、12期ぶりの最高益 | 1,086億円 | 291億円 |
| 2027年3月期(会社予想)経常収益・経常利益で記載。経常利益は前期比13.3%増の予想 | 1,165億円 | 330億円 |
2倍に届いた時点のデータ
- 時価総額(概算)
- 664億円
- 起点から2倍まで
- 439営業日
- 起点から10倍まで
- 1131営業日
| 値動きの条件 | 基準 | この銘柄 |
|---|---|---|
| 小型 | 時価総額が83億円未満 | — |
| 速い | 安値から2倍まで77営業日以内 | — |
| 急騰 | 直近20日の上昇率が51%超 | — |
| 回転 | 浮動株回転(10日売買高÷浮動株数)が0.137以上 | — |
4つの条件は、2倍に届いた銘柄のうち10倍まで行きやすかった値動きの特徴です。詳しくはこのサイトについて。
出典
型: 構造変化テーマ(需要の構造が変わり、それを受けた会社の利益が大きく伸びた)。 背景の確からしさ: 低(出典の質と量から判断)。調査日: 2026年10月9日。 背景は報道・決算資料などを要約したもので、原文ではありません。